監修医
山崎まいこ先生
まいこホリスティックスキンクリニック 院長

毛穴の黒ずみや毛穴開きなどは、洗顔やクレンジングに蒸しタオルのケアをプラスすることで、改善できることを知っていますか。特別なメイク用品は必要ないため、今すぐ始められます。毛穴トラブルを放置すると、ますます毛穴が目立つようになるため、できるだけ早く対処することが大切です。

蒸しタオルで毛穴ケアをする場合は、肌に刺激を与えないように正しい方法で行う必要があります。今回は、蒸しタオルのケア方法5ステップやよくある疑問について詳しくご紹介します。

蒸しタオルは毛穴汚れにおすすめ?

蒸しタオルは、毛穴汚れのケアにおすすめです。毛穴ケアと言えば、毛穴パックをイメージする方が多いのではないでしょうか。毛穴パックは、毛穴が開いていなければ効果が期待できないうえに、毛穴にダメージを与えるためおすすめできません。

また、毛穴が開かないまま毛穴パックをすることで、毛穴汚れを取り除けないうえに毛穴へのダメージが蓄積されていき、鼻や頬の黒ずみがひどくなっていく場合もあるのです。

蒸しタオルを使うことで、毛穴汚れをすっきり落とせます。必要なものは、タオルだけです。毛穴ケアアイテムを一通りそろえるのには、手間もお金もかかりますが、蒸しタオルであれば費用がかかりません。

蒸しタオルの効果

蒸しタオルには、毛穴を温めることで毛穴を開かせる効果があります。毛穴が開くと目立ちやすくなりますが、これはケアによる一時的なもののため心配はいりません。肌の温度が下がると、毛穴は再び閉じます。

蒸しタオルで毛穴を開かせるだけで自然に古い角質や皮脂汚れが落ちるため、そこに丁寧な洗顔などをプラスすることで、きれいな毛穴を取り戻すことができます。また、蒸しタオルで顔を温めると、血流が促されてターンオーバー改善にも役立ちます。ターンオーバーが整うと、古い角質が肌に残りにくくなるため、毛穴詰まりの予防になるのです。

ターンオーバーを整えるためには、良質な睡眠や栄養バランスのとれた食事、適度な運動などが重要ですが、蒸しタオルでケアすることで、ターンオーバー改善にアプローチできます。

ただし、蒸しタオルだけで毛穴をきれいにできるとは限りません。丁寧なクレンジングや洗顔に加えて、生活習慣の改善などを組み合わせることで、きれいな毛穴へと導けるでしょう。

蒸しタオルの毛穴ケア方法5ステップ

蒸しタオルを使った毛穴ケアは、正しい方法で行う必要があります。間違った方法では、肌に負担がかかります。その結果、皮脂が過剰に分泌され、かえって毛穴詰まりがひどくなるのです。それでは、蒸しタオルでの毛穴ケアのステップを詳しくみていきましょう。

1. クレンジングする

蒸しタオルでケアする前に、クレンジングでメイクを落としてください。メイクには油分が含まれており、そのまま蒸しタオルでケアをしても落とすことはできません。クレンジングすることで、メイクの油分を落としやすくできます。

クレンジングでは、できるだけジェルタイプやクリームタイプのものを使いましょう。オイルクレンジングは肌への負担が大きいため、蒸しタオルでケアする前のクレンジングには向いていません。濃いメイクは、オイルクレンジングでなければ落とすことが難しいため、蒸しタオルでケアする日はメイクを控えめにしましょう。

2. 蒸しタオルを作る

蒸しタオルの作り方には、2つの方法があります。1つは、50度程度の湯でタオルを絞る方法です。この方法は、熱い湯に手をつけることになるため、おすすめできません。40度程度であれば問題ありませんが、それでは温かい蒸しタオルにならず、すぐに冷めてしまいます。

おすすめは、濡らして絞ったタオルを500Wの電子レンジで30秒~1分程度加熱して作る方法です。電子レンジによって加熱時間に差があるため、最初は40秒加熱して、そこから20秒ずつ追加で加熱するといいでしょう。

電子レンジであれば、手軽に蒸しタオルを作れます。

3. 蒸しタオルで毛穴を開く

蒸しタオルを顔にのせて、蒸気で毛穴を開かせましょう。蒸しタオルは押しつけるのではなく、やさしく当てるイメージを持つことが大切です。また、熱すぎると感じた場合は、蒸しタオルを肌から話して、軽く振って温度を下げてください。

蒸しタオルは、時間が経つと冷めます。そのまま当て続けると肌が冷えて毛穴が閉じたり血流が悪くなったりするため、冷える前に当てるのをやめましょう。

4. 洗顔する

続いて、蒸しタオルで開いた毛穴の詰まりを洗顔で落としましょう。丁寧に洗顔することで、肌への負担を抑えられます。洗顔料をしっかり泡立てて、キメの細かい泡を作りましょう。ぬるま湯で予洗いしてから、泡を顔につけていきます。

Tゾーン、Uゾーンなど皮脂の分泌が多いところから順に泡をのせていき、指の腹で円を描くように洗っていきましょう。最後に、ぬるま湯で丁寧にすすぎます。ここで注意したいのは、熱い湯で洗うと必要な皮脂まで落ちてしまうことです。

皮脂は、肌のバリア機能を支えているため、蒸しタオルのダメージが大きくなってしまいます。必ず、ぬるま湯で洗いましょう。

5. 保湿ケアをする

蒸しタオルの毛穴ケアの後は、必ず保湿しましょう。蒸しタオルの蒸気で肌が保湿されているように感じるかもしれませんが、そのまま放置すると肌の水分が蒸発してしまいます。肌に水分がつくと、その水分が蒸発するときに、肌内部の水分まで奪われてしまうのです。

保湿ケアの順番は、化粧水、美容液、乳液、クリームです。まずは、化粧水でしっかり水分を補給しましょう。収れん化粧水を使うことで、開いた毛穴を引き締められます。また、セラミドやヒアルロン酸が含まれる化粧水であれば、肌にしっかり水分を補えます。

続いて、美容液を使用しますが、肌の悩みに合ったものを使いましょう。毛穴の黒ずみが気になる場合は、美白成分が含まれた美容液を使います。皮脂の分泌が多い場合は、皮脂の分泌を整えるタイプの美容液がおすすめです。

そして、乳液で水分と油分を補給して、肌にフタをしましょう。どれだけ水分を補給しても、肌にフタをしなければ蒸発してしまいます。また、乾燥肌の場合は、乳液に加えてクリームも使いましょう。クリームで、さらに油分を補給することで、肌をしっかり保護できるようになります。

蒸しタオルを行うタイミング

蒸しタオルの毛穴ケアを行うタイミングは、毛穴の汚れが気になるときです。また、毛穴汚れを防ぐために、週1~2回の頻度で行うのもおすすめです。ここで注意したいのが、肌の調子が悪いときは蒸しタオルの毛穴ケアを避けるべきということでしょう。

蒸しタオルの毛穴ケアは、肌に少なからず負担がかかります。肌の調子が悪いときや、ニキビや赤みなどがあるときは避けましょう。肌のコンディションが整っているタイミングで蒸しタオルの毛穴ケアをすることが大切です。

また、クレンジングと洗顔後に入浴して、浴室の蒸気で毛穴を開かせてから、さらに蒸しタオルでケアするのもいいでしょう。入浴後であれば、ある程度毛穴が開いて汚れも落ちているため、蒸しタオルで毛穴ケアをすれば、さらにすっきりします。

蒸しタオルで毛穴が開くまでの時間は何分?

蒸しタオルで毛穴が開くまでは数分といわれています。3分も当てれば、毛穴は十分に開くでしょう。毛穴を開かせ続ける必要はなく、蒸しタオルの当てすぎは肌に大きな負担がかかります。そのため、蒸しタオルを当てるのは3分程度に留めておくことが大切です。

3分経つ前に蒸しタオルが冷えてしまう場合は、追加で加熱しましょう。いったん、顔から離しても、毛穴はすぐには閉じません。温め直すときは、水分をタオルに吸わせてください。タオルの水分が少ない状態で電子レンジにかけると、タオルが焦げる恐れがあるため注意しましょう。

また、蒸しタオルがぬるい場合は、加熱時間を長めにしてください。

蒸しタオルを毎日するとダメ?悪化する?

肌が健康な状態を保てているなら、毎日蒸しタオルを行っても大丈夫です。

ただ、毎日行うことで肌が乾燥しがちになるようなら、肌トラブルのリスクが上がるため、回数を減らしましょう。

肌が乾燥すると、皮脂の分泌が不足していると身体が反応して、過剰に皮脂が分泌されてしまいます。その結果、毛穴が詰まって目立ってしまう可能性があるでしょう。肌が乾燥していると蒸しタオルによる効果が低下してしまいます。

肌の乾燥や皮脂の過剰分泌が起きる場合、まずは普段のスキンケアや生活習慣を見直して、肌の健康を取り戻すことが先決です。

蒸しタオルにおすすめのタオルサイズ

蒸しタオルにおすすめのタオルサイズは、約35cm×80cmです。一般的に販売されているフェイスタオルのサイズのため、入手には困らないでしょう。何度か畳むことで、顔に当てるのに最適なサイズになります。顔の半分程度を覆うことができないサイズだと、他の部位を温める前に蒸しタオルが冷えてしまいます。

タオルの素材としては、肌への負担を考えると綿100%のものがおすすめですが、最近ではポリエステル製のものでも肌触りがいいタオルが販売されています。

ポリエステルでも肌触りが良ければ、肌に大きな負担はかかりません。ただし、化学繊維で肌が荒れやすい場合は、綿100%のタオルを使うことが大切です。

まとめ

蒸しタオルには、毛穴を開かせることで汚れを取り除く効果が期待できます。毛穴は、普段は閉じていますが、温めることで開くことができます。毛穴が閉じた状態で洗顔をしても、毛穴汚れは取り除くことができません。蒸しタオルの毛穴ケアを習慣づけて、毛穴汚れをすっきりさせましょう。