監修医
山崎まいこ先生
まいこホリスティックスキンクリニック 院長

シミと言えば、40代や50代で増えてくるものと思っている方が多いのではないでしょうか。実は、30代でもシミができる場合があるのです。

シミは、年齢に問わずできるものであることを覚えておきましょう。できてしまったシミは、適切に対処して消すことが大切です。30代のシミに効く対策をご紹介します。

30代でシミだらけ…

まだ30代なのにシミだらけでショックを受けている方もいるのではないでしょうか。若くしてシミができたということは、それだけ普段からシミができる行動をとっているということです。行動を見直すことで、さらにシミが増えるのを防げるでしょう。

ただ、すでにできたシミを解消することは難しいため、別で対策が必要です。しっかり対策することで、シミの数を減らしたり薄くしたりできるでしょう。また、シミの原因を知り、予防の意識を持つことも大切です。最終的には、年齢に対してシミが少ない状態になれるよう、今日から対策を始めていきましょう。

30代でシミができる原因3個

30代でシミができている場合、遺伝的な要因と環境的な要因が重なっている可能性があります。自分の親が若くして多量のシミに悩まされていた場合は、遺伝的な要因が強いと考えられるでしょう。遺伝に関しては対処できないため、環境的な要因に着目して対策することが大切です。

シミができる環境的な要因は次のとおりです。

1. 紫外線に当たりすぎている

紫外線に当たりすぎていると、シミが大量にできる可能性があります。シミは、肌が刺激を受けたときに分泌されるメラニンが肌に沈着したものです。メラニンは、肌のターンオーバーによって排出されますが、追いつかないほどに大量のメラニンが分泌されると、シミになってしまいます。

大量のメラニンが生成されるのは、それだけ強い刺激や紫外線を受けたときです。このような状況が長く続いていると、その影響がシミとして現れるようになります。炎天下の中で仕事をしたり遊んだりする機会が多い方は、シミが増えやすいでしょう。

2. 生活習慣が乱れている

生活習慣が乱れていると、肌のターンオーバーが遅れてしまいます。ターンオーバーとは、肌の生まれ変わりのことで、タンパク質やビタミンなど様々な栄養が肌に届くことで正常に起こります。栄養が偏っていると、ターンオーバーに必要な栄養が不足し、メラニンの排出が遅れやすくなるのです。

また、栄養を運ぶのは血液のため、運動不足によって血流が低下していると、結果的にターンオーバーが遅れてしまいます。そして、ターンオーバーが正常に起こるために必要な成長ホルモンは、良質な睡眠をとっているときに分泌されるため、睡眠不足の人もシミができやすいのです。

このように、生活習慣とシミは深く関わっているため、不摂生な生活をしないよう注意しましょう。

3. スキンケアができていない

正しいスキンケアができていないこともシミの原因です。例えば、ゴシゴシと摩擦しながらの洗顔は、肌に刺激が及び、メラニンの分泌を招きます。また、保湿不足は肌が乾燥してダメージを受けやすくなるため、これもシミに繋がるのです。さらに、メイクを落とすためのクレンジング剤の選び方を間違えた場合にも肌の皮脂を落としてしまい、乾燥を招いてメラニンが分泌されるようになります。

このように、スキンケアは肌に直接働きかけるもののため、正しい方法を実践することが大切です。

30代のシミに効く対策6個[スキンケア]

まずは、スキンケアを見直すことが大切です。毎日のスキンケアの方法を間違っていると、それだけ大きな影響が及ぶでしょう。30代のシミに効くスキンケア対策は次のとおりです。

1. 十分に保湿ケアする

肌に刺激を与えないことが重要なため、十分に保湿ケアすることが大切です。化粧水、美容液、乳液やクリームの順でケアをして、肌の水分の蒸発と外部刺激を防ぎましょう。保湿ケアのタイミングは、朝と夜の洗顔後です。夜は、入浴時に洗顔する人が多いでしょうから、入浴後に保湿ケアをしましょう。

また、洗顔後はできるだけ早く保湿ケアをしなければ、その間に肌から水分が蒸発してしまいます。そして、角質もダメージを受けている状態のため、肌のバリア機能が低下しています。できるだけ早く保湿ケアをして、入浴後のドライヤーは後回しにしましょう。

2. 紫外線対策で日焼けを防ぐ

紫外線対策で日焼けを防ぐことが大切です。日焼け止めクリームを塗ることで、クリームが紫外線を吸収したり散乱させたりします。日焼け止めクリームには、SPFとPAが定められており、どちらもシミ対策において重要です。SPFは、日焼け止めごとに定められている数字に15~20をかけて計算し、外出時間に合わせて選びましょう。ただし、日焼け止めは汗で流れ落ちるため、SPFの時間に関係なくこまめに塗りなおす必要があります。

PAは、紫外線の強さに合わせて選びましょう。海や開けた場所に行くときはPA++++以上、普段の外出はPA++~+++程度がおすすめです。

また、日焼け止めの他にも日傘やサングラス、UVカットマスク、アームカバーなどを用いて、できるだけ紫外線をシャットアウトしましょう。

3. 刺激が強いクレンジング剤を極力使わない

クレンジング剤は、メイクを落とすための必需品ですが、肌に必要な皮脂まで落としてしまうため、できるだけ弱いものを選びましょう。しかし、弱いクレンジング剤はポイントメイクのような濃いメイクを落とすのに向いていません。

できるだけ、刺激が強いクレンジング剤を使わないように、ナチュラルメイクを心がけましょう。できるだけポイントメイクはしないことで、結果的にクレンジング剤による刺激から肌を守ることが可能です。

4. スキンケアで肌を刺激しない

肌をゴシゴシとこするようなスキンケアは、メラニンの生成を促します。洗顔や保湿、クレンジングに肌をこする必要はありません。洗顔では、洗顔料を泡立てて指の腹や手のひらで優しく洗うだけでいいのです。保湿ケアにおいても、化粧水や美容液を叩き込む必要はありません。

肌を包み込むように浸透させることが大切です。スキンケアは毎日行うもののため、刺激が及ぶ方法を続けていると、シミができやすくなります。

5. パックを習慣づける

美容液をしみ込ませたコットンをシミにあてて、美容成分を浸透させましょう。週1~3回程度のスペシャルケアとして取り入れることが大切です。

また、顔全体を覆うパックもシミ予防に役立ちます。目には見えていなくても、これからシミになるメラニンが肌に留まっているため、シミになる前に対処することがポイントです。シミは、簡単に消すことはできないため、予防の意識を持ちましょう。

6. 優しくマッサージする

マッサージには、血流を促してターンオーバーを整える効果が期待できます。ただし、肌を摩擦することはシミに繋がるため、必ずマッサージクリームやオイルを使ってマッサージしましょう。

下から上に向かってリンパを流すようにマッサージすると、むくみが解消されて顔がすっきりと見えます。シミ対策の他にも美容効果が期待できるため、積極的に行いましょう。

30代のシミに効く対策3個[化粧品]

30代のシミに効く化粧品を詳しくみていきましょう。

1. 保湿力が高い化粧水を使う

シミを改善するには、これ以上肌に刺激が及ばないようにする必要があります。保湿力が高い化粧水で肌に水分を与えましょう。もちもちな肌を作ることで、刺激に強く、メラニンが分泌されにくい肌を作ることが可能です。

ヒアルロン酸やセラミドが配合された化粧水を選びましょう。また、スーパーヒアルロン酸など特殊な名称の成分が含まれた化粧水もありますが、通常のヒアルロン酸よりも優れているとは言い切れません。

それよりも、肌に合わない成分が含まれていないかどうかが重要なため、まずは試してみましょう。自分に合った化粧水を継続的に使用することで、あらゆる刺激に強い肌を作れます。

2. メラニンに作用する美容液を使う

肌トラブルの種類に応じた成分が含まれている美容液を使いましょう。シミ対策には、メラニンの生成を抑えたり、メラニンの還元を促したりする成分が含まれた美容液を使ってください。ビタミンC誘導体やプラセンタ、エラグ酸など、厚生労働省の認可を受けた美白成分が含まれた美容液を選びましょう。

また、美容液は肌への刺激が強いため、製品によっては使用頻度が決められています。週1~3程度の頻度で使うものがほとんどです。事前にパッケージや説明書を確認して、正しく使いましょう。

3. UVカット成分配合の化粧下地を使う

UVカット成分が含まれた化粧下地を使うことで、紫外線対策の効果を高められます。紫外線が強くない日であれば、化粧下地だけで十分な効果が期待できるでしょう。ただし、メイク崩れの際には紫外線対策の成分も落ちてしまうため、こまめにメイク直しする必要があります。

また、UVカット成分だけではなく保湿成分も含まれた化粧下地であれば、さらにシミのリスクを抑えられます。

30代のシミに効く対策4個[食べ物]

食べ物に劇的な効果は期待できませんが、シミ対策として意識的に食べておきたいものがあります。次のような食べ物を意識的に食べましょう。

1. トマト

トマトには、抗酸化成分のリコピンが含まれています。紫外線による肌の酸化を抑えることで、シミ対策として働きます。トマトは、常温で保存することでリコピンが増加するため、冷蔵庫に入れずに保管してください。ただし、高温多湿の環境ではトマトの品質を損ねる恐れがあるため注意が必要です。

また、リコピンは加熱による影響をほとんど受けないため、炒め料理にも使えるのです。例えば、玉ねぎやニンジンのみじん切りとミンチを炒めてからトマト缶を投入して煮詰め、ケチャップやコンソメで味を整えればミートソースになります。トマトは嫌いでも、ミートソースなら食べられる方は多いのではないでしょうか。

このように、トマトは工夫次第で手軽に食べられるため、積極的に活用していきましょう。

2. レモンや緑黄色野菜全般

レモンや緑黄色野菜全般には、ビタミンCが含まれています。ビタミンCは抗酸化作用のある栄養素で、シミ対策に役立ちます。ビタミンCは様々な野菜や果物に含まれていますが、ストレスや風邪などの影響で大量に消費されてしまうため、不足しがちです。

また、水溶性のビタミンに属し、身体にため込むことができないのも不足しやすい理由となっています。緑黄色野菜や果物、レモンを意識的に摂り、ビタミンCを不足させないようにしましょう。どうしても不足しがちな場合は、ビタミンCのサプリメントを活用しましょう。

3. 赤身肉

牛肉や豚肉の中でもモモ肉やカタ肉などの赤身には、タンパク質、ビタミンB2、ビタミンB6などが豊富に含まれています。

タンパク質は、健康な肌を作るために欠かせない栄養素です。不足するとターンオーバーが乱れ、シミの還元に支障をきたします。また、ビタミンB2とビタミンB6もターンオーバーに関わる栄養素のため、赤身肉はシミ対策で適した食べ物と言えるでしょう。

ただし、肉中心の生活は、健康にいいとは言えないため、野菜もしっかり食べることが大切です。

4. 牡蠣

牡蠣には、亜鉛が豊富に含まれています。亜鉛は、ターンオーバーに深く関わっているミネラルで、日本人は不足しがちといわれているため、意識的に摂りましょう。亜鉛は、うなぎを始めとする魚介類に多く含まれているため、普段から魚介類をあまり食べない方は魚介類の食べる量を増やすと良いでしょう。

まとめ

30代でシミがたくさんできている場合は、スキンケアや生活習慣を見直しましょう。そのままの生活を続けると、40代や50代になったときに、さらに多くのシミができていると考えられます。シミの生成を抑えて還元を促す美白成分配合の美容液でケアしつつ、シミができる原因を解消させましょう。