監修医
山崎まいこ先生
まいこホリスティックスキンクリニック 院長

「たまご肌になりたい!」「自慢のたまご肌に」というフレーズをよく見かけます。とてもきれいな肌のことを指しているのは分かるのですが、たまご肌とは具体的にどんな肌のことをいうのでしょうか。

この記事ではたまご肌の説明、たまご肌になるために知っておかねばならないことについて詳しく紹介しています。また、たまご肌を目指したい人に向けて、たまご肌を作るためのクレンジング・化粧品から心がけるべき生活習慣のことまで解説していますので、ぜひ参考にしてください。

たまご肌の意味とは?

「たまご肌」とは、ゆで卵の殻を剥いた後の白身がつるんとした状態のような肌のことをいいます。

具体的に表現すると、毛穴が目立たず肌のキメが整っていて、色白でなめらかな肌のことです。インスタグラムやフェイスブックなどで、肌がきれいな女性の写真を見たことがあると思います。基本的にそのようなつるんとした肌のことを、たまご肌といいます。たまご肌のことを、別の言葉で陶器肌ということもあります。

たまご肌の持ち主といえば、最近では韓国人に注目が集まっています。韓国人は女性だけではなく男性もつるんとしたたまご肌の持ち主が多いですね。同じ黄色人種なのに、雑誌に登場する韓国人の肌はなぜあんなに透明感があってきれいな肌をしているのでしょうか。同じ人種であるなら、私たち日本人もお手入れ次第でたまご肌になれそうですね。

すっぴんつるつるたまご肌になるために重要なこと

ではたまご肌になるために重要なことは何でしょうか。たまご肌とは毛穴が目立たず肌のキメが整っていて色白でなめらかな肌のことですが、そのようなたまご肌になるためには、毛穴目立ちの原因となる角栓や乾燥に気をつけなければなりません。

また肌のターンオーバーの乱れは、肌の透明感を損ね角栓が増えて肌表面がザラザラになる原因になりますので、化粧品だけに頼らず生活習慣からきちんと見直すことも重要です。

肌のツヤ・ハリ、ニキビなどの炎症、さらには肌の乾燥でさえ、生活習慣と深く関わっていることは忘れないでください。

お化粧で隠してたまご肌に見せるのではなく、すっぴんでもつるつるたまご肌になるために重要なことは、毎日のスキンケアと生活習慣がとても重要なのです。

それではたまご肌を作るためには実際にどのようなスキンケアが必要か、どのような生活習慣を身につけなければならないかについて、説明します。

たまご肌の作り方4個[スキンケア]

たまご肌の作り方の中から、まずはスキンケアについて紹介していきます。スキンケアはたまご肌を作る基本になりますので、しっかり理解して実践しましょう。

1. しっかりメイク落としができるクレンジング

一日の終わりに、きちんとメイク落としをしましょう。そのためにはクレンジングを丁寧にすることです。クレンジングはメイク落としをするだけではなく、余分な皮脂や古い角質、角栓などを除去することもできます。お風呂で体を温めてからクレンジングすると、より効果的です。

クレンジングはゴシゴシと力を入れてするのではなく、クレンジング料が肌の上でメイクやその他の肌の不要物と混ざり合うように、優しくリズミカルに指を動かして行うようにしましょう。クレンジングはすすぎ残しのないように、ぬるま湯で十分に洗い流します。

2. 過剰な皮脂と不要なものを落とす洗顔

ダブル洗顔の不要なクレンジングがありますが、そのようなクレンジング剤を使っても角栓が残る場合には、洗顔料で洗うのもおすすめです。

洗顔は朝夕に行います。朝は水やぬるま湯だけで洗顔する人もいると思いますが、たまご肌を作るためには朝に洗顔料を使って洗顔することがおすすめです。

朝の肌はそれほど汚れていないので、余分な皮脂や古くなった角質を取り除けばよいだけです。肌のうるおいを奪われないようにするためにも、洗顔にあまり時間をかけすぎないようにするのがコツです。

3. ホットタオルでスチームパック&毛穴の汚れ落とし

毛穴の汚れはクレンジングや洗顔だけで、完全に落とすことは難しいです。そこで毛穴のお掃除として、時間があるときに週1回程度のホットタオルを使った毛穴ケアをおすすめします。

ホットタオルを使ったパックは、スチームで肌がふっくらします。毛穴も開くので、普段のクレンジングや洗顔では落としにくい汚れも落としやすくなります。高価な美容機器よりも低コストで手軽にできるのでおすすめです。

メイクをしていない状態から始めますので、休日などに行いましょう。

やり方は簡単です。まずはフェイスタオルを水で濡らし、電子レンジでチンします。目安は500W~600Wで40~50秒です(電子レンジにより加熱具合が異なるので、時間調整が必要です)。

加熱が終わったらタオルを広げて、息ができるように鼻周囲に隙間を開けて、顔に乗せます。タオルが熱すぎると肌に良くないので、顔に乗せると気持ちが良い程度(体温より少し高いぐらい)の温度に調節します。タオルの熱が冷めたら終了して、洗顔を行い、その後保湿します。

ホットタオルでスチームパックした後の肌は、とても乾燥しやすくなっているため、終わったらすぐに保湿をするようにしてください。

4. スクラブ・クレイ・酵素洗顔でスペシャルケア

いつもクレンジングや洗顔をしていても、肌がくすんで見えることがあると思います。ターンオーバーが上手く行っていないときには、古い角質が剥がれ落ちずに角質が厚くなっていき、肌がくすんで見えるようになります。

そんなときにはスクラブ・クレイや酵素の入った洗顔料で洗顔すると不要な角質が洗い流されて、透明感がアップします。スクラブ・クレイ・酵素など、普通の洗顔料よりも角質を落とす力の強い洗顔料は、毎日使うと肌に負担がかかってしまうので、週1回程度にしましょう。

たまご肌の作り方4個[化粧品]

クレンジング・洗顔をした後は、肌の水分が失われやすくなっているので、直ちに保湿することがとても大切です。ここではクレンジング・洗顔した後の保湿のために使うべき化粧品について説明します。

1. 洗顔後の肌がしっとりしているうちの保湿ケア

肌を水に浸すと、角質層に水が染み込みます。そのため洗顔直後は肌がしっとりうるおっています。けれども洗顔後の肌は、角質層にあった保湿成分も洗い流されているために、保湿をせずに放置していると、時間の経過とともに洗顔前よりも肌が乾燥してしまいます。

肌の乾燥を防ぐためには、洗顔後はしっかりと顔の水分を拭きとって、直ちに化粧水・乳液・クリームなどで肌を保湿する必要があります。どんなに保湿力の高い化粧水を使おうとも、洗顔後に肌が乾燥してしまうまで放置していては、本来の効果が感じられません。

逆に保湿力に優れた高級化粧品を使わなくても、洗顔後に正しい保湿ケアを行えば十分な保湿効果が得られます。保湿効果は化粧品だけではなく、ケアの仕方が結果を大きく左右します。

2. 美白ケア

たまご肌に近づくためには、シミは大敵です。夏だけの美白ケアではなく、一年を通してケアしていきましょう。目立つシミが広範囲にあって気になる場合には、美白用の基礎化粧品(化粧水・美容液・クリーム)を使うことをおすすめしますが、局所的にシミがあるだけの場合は、美白美容液だけでケアしてもよいでしょう。

夏になると日焼けをしやすい人は、紫外線対策もしっかり行いましょう。紫外線を浴びてしまったと感じた日は、サプリメントや食品からビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化作用のあるビタミンを摂取して、少しでもダメージを和らげる可能性のあることを行い、シミができるのを防ぎましょう。

3. 小じわケア

たまご肌になるために必要なつるんとした肌には、小じわがありません。乾燥による小じわや、表情じわを目立たなくするためには、抗しわクリームが効果的です。

厚生労働省からしわ改善効果があると認められた有効成分を含む医薬部外品のクリームで、しわが深く刻まれる前にケアすると満足な効果が得られます。即効性はありませんので、数か月間継続してお手入れが必要です。

4. 適度な油分補給が必要

たまご肌になるためには、肌のうるおいが大事です。化粧水などで角質に保湿成分を届けても、時間が経つと肌が乾いてきます。肌の乾燥を食い止めるのは皮脂の役割ですが、洗顔直後は皮脂が洗い流されて不足気味です。

新たに皮脂が分泌されるまでには少し時間がかかるので、化粧水で保湿した後はすみやかに油分も補給しましょう。朝なら油分が控えめの乳液、夜ならクリームがおすすめです。

朝はその上からメイクをするので乾燥しにくいですが、夜は季節や部屋の環境によっては油分が足りないと感じることがあるかもしれません。油分が足りていないと感じる時には、油分を多く含んだクリームを使うか、美容オイルなどをスキンケアに加えると良いです。

たまご肌の作り方3個[メイク]

スキンケアだけでたまご肌が完成するのが理想ですが、お肌のコンディションはいつも落ち着いているとは限りません。少しくらいの不調であれば、メイクで隠すことは可能です。ここではメイクでたまご肌を作る方法を紹介します。

1. 肌の粗を隠すための下地作り

ファンデーションの前に下地を作る理由、もしくは下地の効果をご存知でしょうか。下地は皮脂を抑えて化粧崩れを防ぎファンデーションのノリを良くするだけではなく、毛穴など皮膚の凸凹やくすみ・薄いシミをカバーし、乾燥から肌を守ってくれます。つまりたまご肌になるための条件である、しっとりなめらかで白い肌を作るのを助けてくれるのが下地なのです。

肌色の補正が必要な場合には、色補正ができる下地もあります。日焼け止め機能のある下地が理想ですが、ない場合は下地の前に日焼け止めは必須です。逆に日焼け止め機能がある下地であれば、別で日焼け止めを使う必要はありません。ただ、SPFが活動シーンに対して十分であるかは確認しましょう。買い物や散歩程度の日常生活では、SPF20、PA++あればよいとされています。

2. カバー力のあるファンデーションを使う

ファンデーションはクリーム・リキッド・パウダータイプのファンデーションがありますが、好みで選ぶと良いと思います。どのタイプにもカバー力があまりないものから高いものまであります。仕上がり具合は肌の状態によって変わるので、サンプルで試すのがベストです。

また肝心のカバー力は、手の甲に塗るだけでは判断ができないため、実際に顔に塗って隠したい部分が隠せているかを確認するためにも、サンプルで試しましょう。

ファンデーションのカバー力を最大限に引き出すためには、メイク前のスキンケアで肌のコンディションを整えることが必要なので、基本のスキンケアと下地作りはとても大事になります。建物と同じで、基礎がしっかりと安定していないとその上にどんなものをのせてもグラつくということを覚えておきましょう。

3. ファンデーションで光を味方につける

ツヤ肌に仕上げてくれるファンデーションがありますが、ツヤ肌とは肌表面で光が反射されることで輝いて見える肌のことをいいます。

ツヤがある部分の肌は、シミ・くすみ・しわ・毛穴などが光の反射により上手く隠されます。この光の反射を利用して、肌の凸凹を見えなくすることが可能です。あまりにも大きな凸凹は隠し切れないので、やはり日頃のスキンケアは手抜きできません。

ファンデーションに使われる粉体(パウダー)の加工技術はどんどん進化していて、毛穴などの肌の粗を隠してくれる効果のある粉体がたくさん開発されています。成分表を見るだけでは、実際にどのような仕上がりになるかまではわからないので、やはりサンプルなどで実際に顔に塗ってみて仕上がりを確かめてみることをおすすめします。

たまご肌の作り方5個[食べ物]

たまご肌を作るためには、化粧品で外からスキンケアをするだけでは不十分です。私たちは食べることで体に必要な栄養素を補っています。肌も体の一部なので、理屈は同じです。たまごのようにつるんとした肌になるために必要な栄養素を、体内に取り込むことが必要です。

次にたまご肌のように美しい肌を保つために必要とする栄養素の中から、現代人が不足しがちなものを取り上げます。意識的に食事などから補給するようにしましょう。

1. 体をつくるタンパク質

タンパク質は肌を作るために、なくてはならない栄養素です。表皮の一番奥にある基底層では、常に新しい細胞が作られています。生まれた細胞は後に生まれる細胞に押されてどんどん上にあがって、最後には角質層に到達し、やがて古くなって垢として剥がれ落ちます。これが肌のターンオーバーと言われます。

肌のターンオーバーがスムーズにいかなくなると、たちまち肌は荒れてしまいます。タンパク質を摂るだけでターンオーバーが正常に保たれるわけではありませんが、細胞を作る元になる材料がなければ新しい細胞は生まれません。

また肌にハリを与えてくれるコラーゲンもタンパク質の一種です。タンパク質が不足すると肌の再生、うるおい、かがやき、ハリが低下し、老けた印象になってしまいます。女性はダイエットが好きですが、タンパク質は必須の栄養素で、タンパク質を抜くようなダイエットは美肌には逆効果なので、気をつけましょう。

2. 細胞の再生を促すビタミンB2

ビタミンB2には細胞の再生を促す働きがあります。ビタミンB2は、肌を美しく保つために必要な栄養素の一つです。

ビタミンB2は脂質や糖質の代謝を助ける補酵素としての役割があるため、脂質や糖質の多い食事に偏っている場合には、特に意識して摂取してほしい栄養素です。ビタミンB2はレバー、ウナギ、卵、納豆、アーモンド、乳製品に多く含まれています。

3. コラーゲンの生成を助ける亜鉛

亜鉛はコラーゲン生成を助け、新陳代謝を促進する栄養素です。亜鉛は肌にうるおいを与えてくれる女性ホルモン分泌の正常化にも関わっています。さらに味覚を正常に保つ働きもあるので亜鉛が欠乏すると食欲も減ってしまいます。亜鉛は煮干し、牛肉、豚レバーに多く含まれています。

4. 皮膚を美しく保つビタミンB6

ビタミンB6はタンパク質の分解や合成を促進し、皮膚や粘膜を作るのを助ける栄養素です。ビタミンB6が不足すると、肌に湿疹や炎症が起こりやすくなります。ビタミンB6はかつおやまぐろなどの魚類、肉類、唐辛子やニンニク、バナナに多く含まれています。

5. シミ・シワ予防にビタミンA・C・E

ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは抗酸化作用があり、シミやシワができるのを防ぐ働きがあります。それだけではなく、体内のあちこちで活性酸素を抑制するため抗酸化作用のあるビタミンなどが必要とされています。

特にビタミンCは体内に貯蔵できないので、こまめな摂取が必要です。ビタミンCは果物や野菜、ビタミンAは豚肉、鶏レバー、卵、乳製品、ビタミンEはナッツ類、ほうれん草などの緑色野菜に多く含まれています。

たまご肌の作り方4個[生活習慣]

最後にたまご肌を作るために心得ておくべき生活習慣について説明します。習慣なので、1回や2回実践するだけでは効果はなく、毎日続けることが大事です。習慣化できるような工夫と、楽しめる工夫をすると良いでしょう。

1. バランスの良い食事

偏食や無理なダイエットなどはせず、バランスの良い食事を心がけましょう。特に前の段落で説明した栄養素が不足しないように気をつけてください。ケーキなどの甘いお菓子には糖分や脂肪分が多く含まれているので、それだけ代謝に使われる栄養素があるということも心得ておきましょう。

ところで韓国人は肌がきれいな人が多いですが、その秘密は食べ物にあるのかもしれません。韓国と言えばキムチですが、キムチには野菜、唐辛子、ニンニクなどが入っています。これらはいずれも美肌に必要な栄養素を含んだ食材ばかりです。韓国では毎食時にキムチを食べるそうです。

2. 十分な睡眠

人は寝ている間に傷んだ細胞を修復し、疲労回復をしています。睡眠時間が少なければ、肌の修復が十分にできず、たまご肌からどんどん遠ざかっていきます。現代は夜更かししやすい環境なので、意思を強く持って早寝早起きを心がけるようにしましょう。

3. 適度な運動

運動をすると血液のめぐりがよくなり、ストレス解消もできます。血流が悪い状態やストレスを溜めた状態が続くと、美容に悪い影響を及ぼします。激しい運動は逆に体内に活性酸素を発生させるので、無理のない範囲でウォーキングやヨガなどの適度な運動をする習慣を作りましょう。

4. ストレス解消・リラックス

ストレス過剰な状態は美容の大敵です。ストレス解消の方法は人それぞれなので、自分が好きなこと、リラックスできることを見つけて、短時間でもいいので毎日、少なくとも週に1回はストレスが解消できる何かを見つけることが大切です。

日本は湯舟に浸かって入浴する習慣があり、多くの日本人は入浴でリラックスすると感じているようです。入浴時間を充実させるのも一つの方法ですね。

まとめ

たまご肌を作る方法はたくさんあることがわかりました。すべてを実践する必要はありませんが、一つ一つできることから増やしていくと肌のコンディションが良くなり、スキンケアがもっと楽しくなると思います。たまご肌を作るために正しい習慣を生活に取り入れ、それを楽しんでいきましょう。