監修医
山崎まいこ先生
まいこホリスティックスキンクリニック 院長

つるつるな肌を手に入れるには、スキンケアや化粧品、メイク、食べ物、サプリメントなど様々なものを正しく取り入れる必要があります。人の肌は、外的要因と内的要因の組み合わせによって美しさが決まります。生活習慣が乱れていたり、適切なスキンケアができていなかったりする場合は、カサカサしたりベタベタしたりするでしょう。

美しいつるつるとした肌を手に入れるために、どのようなことに注意すればいいのか、何を取り入ればいいのか、22個に厳選して詳しく解説していきます。この記事を読むことで、つるつるな肌を手に入れるための知識が身につきます。

肌がつるつるな状態とは?

肌がつるつるな状態とは、肌の表面が滑らかで、ニキビや湿疹などの肌トラブルが起きていない状態です。実際に、肌を触ったときに、つるつるしていると感じたのであれば、それは肌が健康な証拠です。

ただし、部分的につるつるしていても、他の部分がカサカサしたりベタベタしたりしている場合は、「肌がつるつるな人」とは思ってもらえません。肌がつるつるな人は、どの部位も滑らかでキメが整っています。

つるつるな肌は、加齢とともに保つことが難しくなります。よく、赤ちゃんの肌をむき卵のようなすべすべ肌といいますが、これは代謝がよく肌の水分量が豊富なためです。しかし、加齢とともに肌の水分量が減ったり、皮脂が過剰に分泌されるようになったりして、様々な肌トラブルが起こるようになるのです。

つまり、つるつるな肌の人は、肌年齢が若いということです。

肌がつるつるな人の理由は?なぜ?

肌がつるつるな人とそうではない人には、どのような違いがあるのでしょうか。肌がつるつるな人は、身体の外側と内側の両方から適切なケアができていると考えられます。人の肌は、一定の周期で生まれ変わりを繰り返しており、これをターンオーバーといいます。

ターンオーバーには、タンパク質やビタミンなどの栄養が必要なだけではなく、栄養を肌に届けるために、血流が良い状態を保つことが重要です。つまり、肌がつるつるな人は、肌のターンオーバーが整っており、常に健康な肌を保っているということなのです。

また、身体の内側から肌を整えるだけでは、つるつるな肌をキープできません。肌は、紫外線やホコリ、花粉、化学物質など様々な刺激を受けて、ターンオーバーが乱れます。適切なスキンケアやメイクを心がけることで、肌の防御力を高め、外的要因による肌トラブルを防げるのです。

肌をつるつるにする方法5個[スキンケア]

肌をつるつるにするために、まずはスキンケアを見直しましょう。スキンケアの方法を間違えると、どれだけ身体の内側から整えても、すぐに肌の状態が悪くなります。どのようなスキンケアを心がければいいのか詳しくご紹介します。

1. 正しい方法で洗顔する

洗顔は毎日するもののため、方法を間違えていると、いつまで経ってもつるつるの肌を手に入れることができません。次のような洗顔方法を意識しましょう。

(1)ぬるま湯で予洗いする
夜の洗顔では、肌が皮脂でべたついている場合があるため、つい熱いお湯で洗いがちです。しかし、熱い湯は肌を守るために必要な皮脂まで洗い流してしまうため、肌の乾燥を招きます。皮脂を適度に洗い流せるように、ぬるま湯で予洗いしましょう。

(2)洗顔料を泡立てる
泡立てネットでキメの細かい泡を作り、優しく洗いましょう。

(3)十分にすすぐ
肌に泡が残らないように、20~30回はすすいでください。このときも、ぬるま湯を使います。

洗顔は、朝と夜の1日2回か、夜だけにしましょう。それ以上は、肌の乾燥を招きます。

2. こまめに保湿する

保湿ケアは、朝のメイク前と洗顔後に行いましょう。メイク前の保湿を怠ると、メイクのノリが悪くなり、崩れやすくなります。また、化粧品に含まれる重金属などの刺激を受けやすくなるため、必ず保湿ケアしましょう。

これは、メイク直しの際も同様です。メイクを取り除いてから保湿し、再びメイクしましょう。また、肌の乾燥を感じたときは、タイミングを問わず保湿することが大切です。

保湿ケアは、化粧水で水分を補給し、美容液で肌の悩みに合わせた成分を浸透させてから、乳液やクリームでフタをすることが基本です。順番を間違えると、肌に十分に水分を与えられず、乾燥してしまうので注意しましょう。

3. 日焼け止めクリームを使う

日焼け止めクリームは、紫外線対策に欠かせません。紫外線は、肌の表面にダメージを与えたり、肌の奥にあるコラーゲンやエラスチンを破壊したりすることで、肌トラブルを引き起こす原因です。

年中通して降り注いでいるため、季節を問わず紫外線対策しましょう。日焼け止めクリームには、SPFとPAの値が定められています。SPFとは、肌の表面にダメージを与える紫外線B派に対処する能力を示します。

紫外線による肌の炎症が起こるまでの時間をどれだけ延長できるかを示しており、SPF30であれば、30倍は延長できることになるのです。肌に炎症が起こるまでの時間は15~20分のため、SPF30では10時間程度に延長できます。

また、PAは肌の奥深くに届く紫外線A派に対処する能力を示しており、+の数が多いほど防ぐ力が強くなります。通常では、PA++~+++、プールサイドや海ではPA++++のものを選びましょう。

4. 肌に合った洗顔料や石鹸を使う

肌に良い洗顔料や石鹸は存在しません。あくまでも、水と油を混ざりやすくするためのものなので、肌に良い影響を与えることはないのです。ただし、ヒアルロン酸やセラミドなど、肌を守る成分が含まれているものもあります。

しかしながら、そのような成分が含まれているからといって、自分に合った洗顔料や石鹸だとは限らないため、成分だけで判断することは禁物です。日ごろから、しっかりケアをしているのに肌がつるつるにならない場合は、一度洗顔料や石鹸を見直しましょう。

自分の肌に対して洗浄力が強すぎる場合、普段から肌が乾燥しているはずです。逆に、洗浄力が足りない場合は、入浴や洗顔後にも肌がべたついているでしょう。

5. 肌をできるだけ摩擦しない

肌をできるだけ摩擦しないことも大切です。例えば、すぐに口周りや鼻、目の周りを触ってしまう場合、その部位が乾燥しがちになります。特に、目の周りや口の周りは皮膚が薄いため、触るだけで水分が失われてカサカサします。

何か気になることがあると触ってしまったり、かゆくて擦ってしまったりする方もいるでしょう。かゆい場合は、すでに肌トラブルが起きている可能性があるため、赤くなっている場合は炎症を抑える市販薬や処方薬で治すことが大切です。

肌をつるつるにする方法4個[化粧品]

肌をつるつるにするために、普段から使う化粧品にも注目しましょう。つるつるな肌を目指すために必要な化粧品の選び方をご紹介します。

1. プラセンタが含まれた美容液

美容液は、肌の悩みに合った成分が含まれているものを選びましょう。しかし、黒ずみや乾燥、ニキビなど複数のトラブルに悩まされており、どの美容液を選ぶべきか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

その場合は、プラセンタが含まれた美容液を選ぶことをおすすめします。プラセンタとは、日本語で「胎盤」を意味します。胎盤がそのまま入っているわけではなく、プラセンタから抽出されたエキスが入っており、その生命力の源の力を得られるのです。

赤ちゃんに栄養を送るために必要な胎盤には、タンパク質やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれており、肌に栄養を与えてくれます。

2. ビタミンC誘導体が含まれた化粧品

ビタミンC誘導体は、肌に浸透しやすく加工されたビタミンCで、肌に浸透してから少しずつビタミンCに変わっていきます。成分名は、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルやパルミチン酸アスコルビルリン酸3Naなどです。

ビタミンCは、弾力ある肌を保つために必要なコラーゲンの合成に必要です。また、皮膚の健康を維持する働きもあるため、つるつる肌を目指す場合は、しっかり取り入れることをおすすめします。

ビタミンC誘導体は、化粧水や美容液に含まれているので、どちらかに取り入れてみましょう。

3. ヒアルロン酸やセラミドが含まれた化粧品

ヒアルロン酸やセラミドは、肌の水分を保つために必要な成分です。もともと、肌に存在する成分ですが、肌が乾燥すると失われてしまいます。洗顔や身体を洗った後は、石鹸と湯によって皮脂が奪われ、古い角質が流されているため、外側からヒアルロン酸やセラミドを補う必要があるのです。

ヒアルロン酸やセラミドが含まれた化粧水や美容液、クリームを使うといいでしょう。浸透しすぎて肌に悪影響が及ぶ心配はほとんどないため、様々な化粧品で補うことが大切です。

また、肌への浸透性を高めたスーパーヒアルロン酸という成分もありますが、必ずしも肌に合うとは限らないため、トラブルが起きた場合は使用をやめましょう。

4. 保湿力が高い乳液やクリーム

乳液やクリームは、化粧水や美容液で補ったヒアルロン酸やセラミドの蒸発を防ぐために必要です。そのため、保湿力が高いものを使用することをおすすめします。実際に使用してみて、朝から晩までうるおいのある肌をキープできていれば、十分な保湿力があると言えるでしょう。

ただし、脂性肌の人が保湿力が高い乳液やクリームを使うとベタついてしまうため、自分に合ったものを慎重に選ぶことが大切です。

肌をつるつるにする方法3個[メイク]

肌をつるつるにするために、メイクにもこだわることが大切です。また、肌トラブルが起きている場合は、メイクを工夫して隠すことも考えましょう。肌をつるつるにするメイクをご紹介します。

1. ツヤ系の下地を使う

化粧下地には、保湿力が高いツヤ系のものを使いましょう。ヒアルロン酸が含まれている保湿重視の化粧下地を使えば、次に塗るファンデーションのノリもよくしてくれます。また、パール配合の化粧下地を使うことで、よりナチュラルな肌を演出できます。

下地は、毎回のメイクに使うもののため、つるつるな肌を演出できるものを選びましょう。

2. ミネラルファンデーションを使う

ミネラルファンデーションには、肌に良い影響を与えるミネラルが含まれています。肌への刺激が抑えられているため、つるつるな肌を作りたい方に向いています。また、日焼け止め成分が含まれたミネラルファンデーションを使えば、日焼け止めクリームを塗る手間を省けるでしょう。

化粧直しの際にも、日焼け止めクリームを塗る手間を省けるため、特に化粧崩れしやすい季節に試してみてください。

3. コンシーラーでトラブルを隠す

コンシーラーで肌トラブルを隠すことができます。カバーしたい部分にコンシーラーを塗ることで、ニキビの膨らみや、くすみの黒い色を隠せます。ただし、何度も重ね塗りすると、かえって肌トラブルが目立ってしまうため注意しましょう。

肌をつるつるにする方法6個[食べ物]

肌をつるつるにするために、身体の中から肌を整えていくことが大切です。特定の食べ物ばかり食べると、栄養が偏ってしまうため、肌の健康に必要な栄養を含む様々な食べ物を食べましょう。

どのような成分が肌に良い影響を与えられるのか、その成分はどのような食べ物に含まれているのか、詳しくご紹介します。

1. コラーゲンを含む食べ物

コラーゲンは、肌の弾力を保つために必要な成分のため、十分に生成されていることが重要です。コラーゲンを含む食べ物を摂っても、そのままコラーゲンとしては吸収されませんが、アミノ酸を摂取できるため、結果的にコラーゲンを増やせる可能性があります。

アミノ酸は、肌を作るタンパク質の素でもあるため、意識的に摂りたい栄養素です。コラーゲンは、手羽先やスペアリブ、レバー、牛すね肉、うなぎ、フカヒレ、タコ、いか、アンコウなどに多く含まれています。

2. イソフラボンを含む食べ物

大豆に含まれているイソフラボンは、体内で女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする成分です。エストロゲンとプロゲステロンがバランスをとり、ホルモンバランスを整えています。この状態では、肌のターンオーバーが整っており、つるつる肌を作りやすくなっています。

しかし、生理前、更年期などの理由でプロゲステロンが優位になると、肌の健康が損なわれやすくなるのです。そこで、イソフラボンを摂ることでエストロゲンの働きが補われ、ホルモンバランスが整いやすくなります。

豆腐や納豆などを習慣的に摂ることをおすすめします。

3. ビタミンAを含む食べ物

ビタミンAは、肌のターンオーバーを促す栄養素です。ビタミンCとビタミンEと合わせて、ビタミンACE(エース)とも呼ばれており、肌に良い影響を与えるため、日ごろから意識的に摂りたいところです。

牛乳、レバー、うなぎ、トマトやカボチャ、ニンジンに多く含まれています。

4. ビタミンB2とB6を含む食べ物

ビタミンB2とB6は、脂肪の代謝を促すことで、結果的にニキビのリスクを抑える栄養素です。ビタミンB2は、豚レバー、うなぎ、魚の皮、ビタミンB6はマグロ、鶏肉、豚肉に多く含まれています。

ニキビは、思春期にしかできないものと思っている方もいますが、成人してからも皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れが原因でニキビができる場合があるのです。炎症を起こすと、改善に時間がかかるため、できるだけ防ぐことが大切です。

5. ビタミンCを含む食べ物

ビタミンCは、肌の酸化を抑えたり、くすみの原因であるメラニンの生成を抑えたりします。紫外線を浴びることが多い方は、意識的に摂りたいところでしょう。また、ストレスで消費されるため、ストレス社会とも呼ばれる現代社会に生きている限り、普段から十分に摂ることが大切です。

ビタミンCは、キウイやイチゴ、しいたけ、ピーマンなどに多く含まれています。水にさらしたり、加熱したりするだけで流出するため、できるだけ生で摂ることがポイントです。

6. ビタミンEを含む食べ物

ビタミンEは、血流を促す栄養素です。ターンオーバーに必要な栄養をしっかり届けられるようになり、肌トラブルのリスクを抑えられます。また、非常に強い抗酸化作用を持つため、紫外線対策やアンチエイジングにも役立ちます。

脂溶性ビタミンで、油と一緒に摂ることで吸収率が上がります。ビタミンEは、アーモンド、大豆、マーガリン、植物油、ブロッコリーなどに多く含まれています。ブロッコリーと大豆以外、いずれも脂質を多く含むため、摂りすぎに注意が必要です。

肌をつるつるにする方法4個[サプリメント]

普段の食事から十分な栄養を補えない場合は、サプリメントから摂ることもひとつの方法です。基本的に、不足している栄養を補えるサプリメントを選ぶことが大切です。どのようなサプリメントがあるのか、詳しくご紹介します。

1. マルチビタミンのサプリメント

ビタミンACEを含むマルチビタミンのサプリメントがおすすめです。ただし、ビタミンAとビタミンEは、過剰摂取によって健康問題が起こる恐れがあるため、普段の食事で十分に摂れている場合は、飲まない方がいいでしょう。

また、マルチビタミンといっても、含まれている栄養は様々で、十分に補えていることに気づかずに飲んでしまい、トラブルが起こるケースもあります。そのため、どの栄養がどれだけ含まれているか、十分に確認して選びましょう。

2. ミネラルを含むサプリメント

ミネラルは、体内でビタミンやタンパク質に作用し、適切に栄養が利用されるように働きます。そのため、ビタミンやタンパク質を十分に摂っていても、ミネラルが不足していると、つるつる肌を作ることができないのです。

ミネラルは、魚介類や海藻類に多く含まれていますが、食生活の欧米化の影響で、不足しがちな方もいるでしょう。必要に応じて、サプリメントで補うことが大切です。

3. ビタミンCのサプリメント

ビタミンCは水溶性ビタミンのため、身体に蓄積しません。多少、摂りすぎても健康被害が起こる心配がほとんどないため、目安量を守ったうえで習慣的に飲むようにしましょう。ただし、ビタミンCの他に様々な成分が含まれているサプリメントもあるため、他の成分が過剰摂取にならないように注意が必要です。

4. 乳酸菌のサプリメント

乳酸菌は、腸内環境を整えてくれます。腸内環境は免疫に関与しているとされています。免疫は、肌の健康を守るために働き、白ニキビから赤ニキビへの進行を抑えたり、肌の常在菌による肌トラブルのリスクを低下させたりします。

普段から便通が悪い方は、乳酸菌のサプリメントを試してみるといいでしょう。ただし、それだけで腸内環境を整えることは難しいため、ヨーグルトや食物繊維を意識的に摂ってください。

まとめ

肌をつるつるにするためには、スキンケアや化粧品、メイクなど外側から整えつつ、食事やサプリメントで内側からアプローチする必要があります。生活習慣が乱れていたり、栄養状態が悪かったりすると、どれだけ丁寧にスキンケアしてもつるつるな肌はキープできません。今回、ご紹介した方法を全て取り入れて、つるつるな肌を目指し、そして肌の健康をキープしましょう。