監修医
山崎まいこ先生
まいこホリスティックスキンクリニック 院長

意外と目立ってしまう鼻の黒ずみが気になっている方は多いのではないでしょうか。「セルフケアを工夫しているのになかなか改善しない」とお悩みの方もいるはず。

そこで今回は、鼻の黒ずみがどうしても取れない理由と、鼻の黒ずみ正しいケア方法&NGケア方法をご紹介します。鼻の黒ずみで悩んでいる方は参考にしてください。

鼻の黒ずみが何をしても取れない…

「鼻の黒ずみが何をしても取れない!」「毎日きちんとスキンケアをしているはずなのに全然改善しない!」という方は多いです。

鼻の黒ずみが気になるとそれだけでテンションが下がってしまいますし、メイクをするときにも鼻の黒ずみをカバーすることばかりに意識が向いてしまってメイクが楽しめなかったりします。そのため、できるだけ早く改善させたいと感じている方は多いでしょう。

鼻の黒ずみを取るためには、正しい方法でスキンケアを行う必要があります。間違ったケアを行ってしまうと、かえって鼻の黒ずみが悪化してしまうこともあるので注意してください。

鼻の黒ずみとは?

「そもそも鼻の黒ずみとはどのようなものなのか」を最初に解説します。

鼻の黒ずみは、鼻の毛穴が黒ずむことで起こるものです。黒ずんでいる毛穴は「いちご毛穴」「いちご鼻」などと呼ばれることもあります。見た目がいちごの種に似ているため、こう呼ばれます。触るとざらざらするところも特徴です。

毛穴が黒ずんでいちご毛穴状態になってしまう主な原因は、毛穴に角栓が詰まってしまうことです。角栓とは、古くなったいらない角質と皮脂が混ざり合ってできるもの。

本来古くなった角質は自然にお肌から剥がれ落ちますが、間違ったスキンケアやストレスなど何らかの理由によりターンオーバーが乱れてしまうと、剥がれ落ちずに毛穴にとどまります。それが余分な皮脂と混ざり合うことにより角栓になってしまうのです。

そして毛穴から出ている部分の角栓が空気に触れて酸化すると、黒くなります。これが、鼻の黒ずみの正体です。

鼻の黒ずみがどうしても取れない原因3個

鼻の黒ずみの主な原因が分かったところで、鼻の黒ずみがどうしても取れない原因について解説します。

1. 間違ったスキンケアを行っている

鼻の黒ずみを改善させるには、正しいスキンケアを行うことが重要です。間違ったスキンケアを続けていると黒ずみは取れませんし、かえって悪化させてしまうこともあります。

このあと鼻の黒ずみのNGケア方法について詳しく解説するので、そちらをしっかりと確認してください。そして間違ったケアを行わないように気をつけましょう。

2. 皮膚が硬くなってしまっている

「角栓がなかなか取れない」「毛穴の黒ずみが全然改善しない」という場合は、毛穴まわりの皮膚が硬くなってしまっている可能性があります。

皮膚が硬くなってしまっていると、クレンジングや洗顔などを正しく行っても、角栓が毛穴から取れにくいのです。そのため、まずは毛穴まわりの皮膚が硬い状態を改善することが必要になります。

3. ターンオーバーが乱れてしまっている

お肌のターンオーバーが乱れてしまっていると、鼻の黒ずみが改善しにくいです。ターンオーバーというのは、お肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組みのことです。

お肌が表皮・真皮・皮下組織の3重構造のようになっており、ターンオーバーは一番外側の表皮で起こるものです。表皮の生まれ変わりは、約28日間が理想的と考えられており、これより速すぎても遅すぎても問題で、ターンオーバーの乱れとなります。

ターンオーバーが乱れると皮膚のバリア機能が低下し、様々な問題が起こります。乾燥や肌荒れ、毛穴の詰まりなどです。

鼻の黒ずみのスキンケア方法8個

それではいよいよ、鼻の黒ずみを改善させるために行いたい、正しいスキンケア方法をご紹介します。

1. クレンジングでしっかりとメイクをオフする

鼻の黒ずみを改善するためにも、お肌を健康的な状態に保つためにも、メイクはきちんと落とすことが大切です。メイクがお肌に残ってしまっていると、毛穴詰まりや肌荒れなどを起こしてしまいます。

コスメはそのほとんどが油性なので、洗顔料のみでオフすることはできません(洗顔料でオフできると記載されているコスメは除きます)。必ずクレンジングを使用してオフするようにしましょう。

クレンジングには、オイルクレンジングやミルククレンジング、ジェルクレンジングなど色々なタイプのものがあり、商品によってクレンジング力も様々です。

基本的には快適に使用できるタイプのものを選びましょう。ただし濃いメイクをしているのにクレンジング力が弱いものを使ってしまうとメイクを落としきることができなかったり、お肌が弱いのにクレンジング力が強いものを使ってしまうと肌負担になったりすることがありますので、普段のメイクの濃さや肌質を考慮して選ぶようにしてください。

2. 正しく洗顔を行ってお肌の汚れを落とす

洗顔でお肌の不要な皮脂や汚れなどを正しく落とすことは、鼻の黒ずみを改善させるためにとても重要です。洗顔はたっぷりの泡で行うようにしましょう。

泡立てるのが苦手な方は泡で出てくる洗顔料を選んだり、泡立てネットを活用したりすると良いです。そしてお肌をごしごしとこするのではなく、お肌の上で洗顔料の泡を優しく転がすような感じで行ってください。

また洗顔後は清潔なタオルを使って、水気をオフしましょう。このときにもお肌をごしごしこすらないように気を付けて、タオルを優しくお肌に押し当てるような感じで水気をオフします。そして洗顔後はお肌が乾燥しやすい状態になっているので、素早く保湿ケアを行ってください。

3. 定期的に酵素洗顔料を活用する

毛穴が気になる場合には、酵素洗顔料を活用するのがおすすめです。酵素洗顔料とは、酵素の力で皮脂やたんぱく質をオフする効果が期待できる洗顔料のこと。鼻の黒ずみが気になる方はもちろん、お肌のざらつきやごわつきが気になる方にも向いています。

酵素洗顔料に配合されている酵素には、タンパク質分解酵素(プロテアーゼやパパイン)や皮脂分解酵素(リパーゼ)などがあります。毛穴汚れや黒ずみが気になる場合には、リパーゼなどの皮脂分解酵素が配合されているタイプの酵素洗顔料がおすすめです。

酵素洗顔料は洗浄力が高いものなので、毎日使うのではなく、週に数回程度の使用に留めるようにしてください。頻繁に使いすぎてしまうと、お肌にとって必要な皮脂までオフしてしまい、お肌の負担になってしまうからです。

4. ピーリングアイテムを定期的に使用する

ピーリングアイテムも、鼻の黒ずみケアに使えます。ピーリングアイテムは古い角質を除去するためのものです。お肌のざらつきやごわつき、毛穴汚れなどを改善する効果が期待できます。

ピーリング成分にはAHAやPHA、BHAなどがあります。お肌がデリケートなタイプの方は、ピーリング効果が高いものを使うとお肌の負担になってしまうことがありますので、ピーリング効果が比較的穏やかなPHAから試すと良いでしょう。

ピーリングアイテムは洗浄力がかなり高いアイテムなので、毎日使うのではなく週1回程度のペースで使用することをおすすめします。高頻度で使用してしまうとお肌に負担がかかるので注意してください。また顔全体に使用するのではなく、鼻のみやTゾーンのみなど、気になる部分のみに使用してもOKです。

5. しっかりと保湿ケアを行う

洗顔後にきちんと保湿ケアを行うことは、お肌のためにとても重要です。お肌がみずみずしくうるおっていると毛穴が目立ちにくくなるという効果が期待できます。

また水分や油分が不足していると皮膚が硬くなってしまって毛穴汚れが取れにくくなってしまうこともあるので、鼻の黒ずみを改善させるためにも保湿は十分に行うようにしましょう。

保湿のために必要な最低限のアイテムは、化粧水と乳液です。保湿成分(ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミド、植物オイル、グリセリンなど)がしっかり配合されているものを選んでください。

洗顔後に化粧水で水分をしっかりお肌に与えたら、その後に乳液を塗ってフタをしましょう。また乾燥肌の方であれば、保湿効果の高い美容液や保湿クリームをプラスしても良いです。自分の肌質に合ったアイテムを使ってケアを行ってください。

6. オリーブオイルやホホバオイルと綿棒でケアする

鼻の黒ずみをピンポイントでケアしたいときには、オリーブオイルやホホバオイル、アーモンドオイル、ローズヒップオイル、グレープシードオイルなどのキャリアオイルが役立ちます。

用意するものはキャリアオイルと綿棒の2つのみ。綿棒の先端にオイルを適量染み込ませたら、角栓や黒ずみが気になる部分を優しくなでてください。

このとき、小さな円を描くようにくるくると綿棒を動かすと良いです。綿棒でお肌をごしごし強くこすってしまうと負担がかかるので、できるだけ優しく行うようにしましょう。またやりすぎは禁物なので、週に1~2程度のケアに留めてください。

7. 重曹を使って鼻パックをする

重曹は掃除に使うアイテムというイメージが強いかもしれませんが、実は鼻の黒ずみケアにも活用することができます。重曹を使った鼻パック方法はとても簡単なので、ぜひ試してみてください。

まず重曹と水を混ぜて、ゆるすぎないペースト状にします。水を少しずつ足していくと失敗しにくいです。ペーストができたらお肌に塗って10~15分程度時間を置きます。

顔全体に塗っても良いですが、鼻のみなど毛穴が気になる部分にのみ塗ってもOKです。その後水やぬるま湯などでしっかり洗い流してください。

8. 洗顔前や毛穴ケア前にホットタオルを使う

洗顔や毛穴ケアを行う前にホットタオルを使って毛穴を開かせておくのも、鼻の黒ずみケアに効果的です。またお肌が硬くなってしまっている方にもおすすめお方法なので、ぜひ試してみてください。

ホットタオルの作り方はとても簡単で、軽く水で濡らしたタオルを電子レンジで1分程度温めるだけで完成します。ホットタオルが完成したら、お肌をパックするような感じでタオルを1分程度当てましょう。その後はいつものように洗顔などを行えばOKです。

鼻の黒ずみのNGケア方法3個

最後に、鼻の黒ずみのNGケア方法をご紹介します。NGケアを行うとかえって黒ずみが悪化してしまうこともありますので、気を付けてください。

1. 無理やり角栓を押し出す

毛穴の黒ずみが気になると、無理やり角栓を押し出してしまいたくなることがあるかもしれません。角栓がにゅるっと取れると気持ちが良いと感じることもあるでしょう。ですが指先で無理やり角栓を押し出したりピンセットなどでつまみ出したりするのはNG行為です。

理由は、無理やり角栓を押し出したりつまみ出したりすると、毛穴に負担がかかるからです。すると余計に毛穴が開いて目立つようになったり、黒ずみが悪化したりしてしまいます。絶対にやめましょう。

2. 剥がすタイプのパックを使う

剥がすタイプの鼻パックを使うと、角栓が一気に取れますし、爽快感があるので、癖になりますよね。ですが剥がすパックも無理やり角栓を除去する行為なので、基本的にはNGです。毛穴に負担がかかってしまいます。

ただし、どうしても使用したい場合は、頻度を週1回程度にとどめて、パック後にしっかりとケアをして毛穴を引き締めるようにしてください。

3. クレンジングや洗顔の際にごしごし強くお肌をこする

黒ずみが気になると、どうしてもお肌をごしごしこすってしまいたくなりますよね。ですがごしごしと強くこすってしまうと、お肌に負担がかかります。

お肌はとても繊細なものなので、クレンジングや洗顔をする際にはできるだけ優しく行いましょう。

まとめ

今回は鼻の黒ずみがどうしても取れない理由と、鼻の黒ずみを改善させるためのスキンケア方法について解説しました。鼻の黒ずみは頑固なものですぐに解消することは難しいですが、根気よく正しいケアを行っていけば少しずつ良くなってきます。

今回の内容を参考に、正しい方法でスキンケアを行って、黒ずみが気にならないお肌を手に入れてください。