監修医
山崎まいこ先生
まいこホリスティックスキンクリニック 院長

30代になってもすっぴんで過ごせるほどの美肌には誰でも憧れます。歳を重ねてもキレイな素肌でいられる秘訣はスキンケアにありそうです。

今回は30代になってもすっぴん美人なひとの特徴とケア方法をお伝えします。肌のケアは若い頃からの蓄積です。20代の方も意識して、30代の方は今の肌にあったスキンケアをするようにしましょう。

30代すっぴん肌の美人の特徴5個

まずは30代でもすっぴん肌が美人な人の特徴5個ご紹介します。

1. キメが整っている

素肌のなめらかさを決めるのは肌表面のキメの細かさです。キメとは、肌表面の非常に細かな凹凸のことを指します。

肌には「皮溝」と呼ばれる溝がたくさんあります。皮溝に囲まれても上がっている部分を「皮丘」と呼び、この「皮丘」が三角形や菱形に綺麗に整っている状態がキメが整っている肌です。

一つ一つの皮丘が小さく、しっかり水分を含んで盛り上がった状態になっていると毛穴が目立たないキレイな肌になります。

2. 弱酸性が保たれている

健康な肌はphが弱酸性に保たれています。弱酸性の肌は雑菌が繁殖しにくく、肌トラブルが少ない状態です。

肌はもともとホメオスタシスという調整機能を持っています。酸性に傾いてもアルカリ性に傾いても、ちょうどよく弱酸性に戻るように力が働くのです。

しかしホルモンバランスの崩れや不規則な生活習慣、間違ったスキンケアによって肌のバランスがくずれると、この調整機能がうまく働かなくなり肌荒れの状態になってしまいます。

酸性に傾いた肌は皮脂が多くなり、毛穴が詰まりやすくなります。肌はゴワゴワ、ベタベタしてしまいニキビができやすくなります。

反対にアルカリ性に傾いた肌は乾燥しデリケートな状態です。化粧品や花粉など、外からの刺激に敏感に反応してしまい、肌荒れや赤みが多くカサカサした状態が続きます。

弱酸性を保つために肌につけるスキンケアアイテム全てを弱酸性のものにすれば良い、というわけではありません。弱酸性を保つホメオスタシスの働きは、日々使わなければ衰えてしまいます。石鹸などのアルカリ性の洗顔料も上手に使いつつ、肌のpHを保つことが大切です。

3. ハリがある

肌のハリが失われてしまうとシワやたるみが目立ってしまいます。ハリを保っているのは肌の表面から少し深いところにある真皮の構造です。

真皮では主にコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの成分が結合して水分を肌に閉じ込める構造を作っています。コラーゲンとエラスチンが作った枠組みの中にヒアルロン酸などのうるおい成分が蓄えられているのです。

コラーゲンやエラスチンが少なくなると、うまく水分を閉じ込められず乾燥しやすい肌になってしまいます。また皮膚が薄くなってしまい、刺激に弱くトラブル肌になってしまう可能性も。すっぴん美人は健やかな真皮で、肌の奥から元気な状態を保っているのです。

4. 血色がいい

血色感がある肌は健康的な印象を与えます。メイクでプラスしやすいポイントですが、素肌の状態でも内側からジュワッと感じられる血色感は素肌を健やかに見せてくれます。

肌の血色感は、血流がよくめぐっている証拠です。良い血流は肌に豊富な栄養を与え、また老廃物やむくみもうまく運び出してデトックスしてくれます。綺麗な肌のためにサラサラの血行は不可欠です。

良い肌を生み出すため、また血色感を出すためにも、血行促進は重要なポイントといえるでしょう。

5. 透明感がある

透明感は様々なすっぴん美人の条件を満たしたときに出てきます。肌表面のなめらかさはもちろん、うるおいが感じられ美白な状態を保って初めて透明感を得ることができます。

そのためにはキメを整えること、そしてくすみを極力減らすことが大切です。もしも今の肌に透明感が足りないと感じる方は、日々のスキンケアを見直して透明感のある肌を目指しましょう。

肌が綺麗な人と汚い人の違い

肌が綺麗な人と汚い人の違いは
・肌が弱酸性を保てているか
・血液やリンパの流れがよくめぐっているか
の2つです。

肌のpHが崩れていると肌荒れにつながります。外からのストレスに負けやすく、また内側からも整えられていない状態だからです。肌が綺麗な人はホメオスタシスがうまく働くためにいつも弱酸性の状態を保つことができています。

また顔の巡りを良くすることも大切です。新しい肌を作るために使う酸素や栄養は血液が運んでくれます。

また肌の新陳代謝によって生まれた老廃物や不要なゴミはリンパの流れに沿って体に戻され外に排出されます。このサイクルがうまくいくことで、いつまでも健やかな肌を保つことができるのです。

弱酸性に保つこと、顔の巡りをよくするためには普段の生活習慣やスキンケアの見直しがとても効果的です。綺麗な肌を保つために必要なスキンケアをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

30代のスキンケア方法7個

30代の肌におすすめのスキンケア方法7個をご紹介します。中にはもうすでにやっているということもあるかもしれません。そのような場合でも、一つ一つ具体的な方法もご紹介していますから、スキンケア方法の見直しの目安にしてください。

1. 紫外線予防

紫外線は肌へたくさんの負荷をかけてしまいます。毎日のスキンケアには絶対に紫外線予防を取り入れてください。

日焼け止めを使うだけでなく、化粧下地やフェイスパウダーにも紫外線予防成分が入っているアイテムが多くなりました。自分が気に入ったアイテムを選びやすいと思うので、毎日続けられるものを使って気軽に紫外線をカットしましょう。

日焼け止めを塗るときのポイントとしては、日焼け止めはムラなく塗り広げることです。手先を広い面にして満遍なく塗り広げましょう。日が当たりやすい鼻や頬、おでこの周辺は特に丁寧に塗るのがおすすめです。

2. ダブル洗顔

クレンジングと洗顔料を使ったダブル洗顔を毎日行いましょう。クレンジングと洗顔料では落としやすい汚れの種類が違います。

クレンジングの役割

クレンジングは毎日のメイク汚れや余分な皮脂を落としてくれます。また毛穴汚れを落とすために適しているのもクレンジングです。

毛穴の開きやニキビの原因になる角栓は皮脂と古くなった角質が絡まりあってできたものです。油分の多いクレンジングを使うことで皮脂がクレンジングに溶けて洗い落としやすくなります。

毛穴汚れは無理に落とそうとすると、余計に毛穴を目立たせてしまいます。毎日丁寧に溶かして取り除くことで、歳を重ねても毛穴が目立たないなめらかな肌を保つことができます。

洗顔の役割

洗顔は汗や古くなった角質、そのほかの分泌物を優しくオフしてくれます。30代の肌はターンオーバーが遅くなっており、10代や20代の肌に比べると酸化したものが残ったままになりやすくなっています。

酸化したものが残っていると肌が弱酸性に戻す力が働きにくく、また肌がなんとかダメージを抑えようと余計に酸素を求めて取り込んでしまいます。その結果、肌そのものの酸化が進み、老化が促進されてしまいます。

ダブル洗顔を行うときのポイント

クレンジングを行うときは、優しい力でクレンジング剤を塗り広げて擦らないことが大切です。目元や小鼻の周りも忘れず丁寧にオフしましょう。

洗顔を行うときはたっぷりの泡で、指先が触れないようにしてください。優しく泡を動かすことで細かい泡の間に皮溝の汚れを吸着します。

また洗顔料は長時間肌につけておかないようにしましょう。長い時間つけておけば汚れが多く落ちるというわけではありません。顔の全面を満遍なく洗った後は速やかに洗い流してください。

洗顔もクレンジングもすすぎ残しは肌トラブルの元です。自分でも少し多いと思うくらいで構いません。汚れを浮かせた後は最低でも10回以上はぬるま湯ですすぐようにしましょう。ぬるま湯は温かさを感じないくらいがちょうどいい温度です。熱いお湯は乾燥を招くので注意しましょう。

3. 化粧水を塗る

30代になると乾燥を感じやすくなります。毎日の化粧水はたっぷり使うようにしましょう。

化粧水の主な目的は肌の水分補給です。角質層にたっぷり水分を蓄えて、皮丘をふっくらさせてキメを整えます。

化粧水を選ぶときには、自分の角質層にグングン染み込むものを選ぶといいでしょう。肌の水分量を上げることでバリア機能も高くなり、ストレスにも強い肌を作ることができます。

化粧水を塗るときのポイントとして、化粧水は顔の隅々までムラなく押し込んでください。生え際や目のきわなど塗り残しがないように丁寧に塗りましょう。

塗るときは手をスライドさせるのではなく、手のひらを優しく押しあてて水分を角質層に浸透させます。

4. 乳液やクリームを使う

30代になると皮脂の分泌量が少なくなってしまいます。肌の油分は外からの刺激から皮膚を守り、また水分が蒸発するのを防ぐためにも重要です。乳液やクリームを使ってきちんと補うようにしましょう。

乳液やクリームを塗るときのポイントとして、乳液やクリームは薄くムラがないようにしてください。塗りムラがあると皮脂のバランスを崩してしまう原因になりかねません。目元や口周り、鼻の下などは塗り残しも多くなるので意識して塗るようにします。

5. 拭き取り化粧水を使う

拭き取り化粧水を使うと、古くなった角質を優しくオフしてターンオーバーを促進させてくれます。クレンジングや洗顔の後に使うことで洗い残しもしっかり取り除くことができます。

拭き取り化粧水は普通の化粧水と違い、角質ケアが目的のアイテムですから保湿の効果はほとんどありません。しかし拭き取った後に化粧水や美容液を使うと角質層への浸透率がアップしており、普段のスキンケアの保湿効果をアップさせます。

拭き取り化粧水を使うときのポイントとして、使うときにはゴシゴシ擦らず、優しく表面を撫でるようにしましょう。コットンなどに十分に染み込ませてできる限り摩擦を減らすことが大切です。

6. 栄養を補給するフェイスパック

30代の肌には外からもしっかりす栄養補給をしたいものです。化粧水や乳液だけでなくパックも活用して、栄養分を顔全面に行き渡らせましょう。

おすすめの成分はビタミンCです。美容ビタミンとも呼ばれるビタミンCは保湿や美白、ハリなど、すっぴん美人になるために嬉しい効果がたくさんあります。またビタミンCは水溶性のビタミンのため、汗や尿で排泄されやすく体内に蓄えることができません。

フェイスパックを使うときのポイントとして、長時間使っているとパックの水分が蒸発するときに肌の水分まで蒸発して乾燥してしまいますので、必ず製品の使い方を守ってください。

パック中は口周りや目元はあいているアイテムが多いです。乾燥しないようにクリームなどで保護すると、より保湿の効果を高めることができます。

7. セルフフェイシャルマッサージ

血流やリンパの流れを良くするためにたまにはフェイシャルマッサージをしましょう。顔の中心から外側に流すようにマッサージすることで顔の流れを良くします。

またマッサージには顔の筋肉を柔らかくする効果があります。コリ固まった筋肉は輪郭を大きく見せたたり、血色が悪くなる原因です。筋肉のケアも行うことで小顔効果も狙いましょう。

フェイシャルマッサージのポイントとして、顔のマッサージをするときは必ずマッサージクリームやオイルを使うようにしてください。マッサージ中は肌にシワがよらないくらいの強さで優しく撫でるように行います。


まとめ

30代でもすっぴん美人でいる人の特徴と必要なスキンケアをご紹介しました。すっぴん美人な素肌を作るためには日々のスキンケアが最も大切です。

「汚れを落とすこと」「保湿をすること」「紫外線予防をすること」。この3点を徹底的に行うことで30代もそれ以降もすっぴん美人でいられる健やかな肌を作ることができます。この記事を参考にぜひみなさんもやってみてください。