監修医
山崎まいこ先生
まいこホリスティックスキンクリニック 院長

眉間にできた白ニキビや赤ニキビ、黄ニキビがひどく気になり、改善対策を探す女性は多くいます。ようやく治ったと感じた矢先、すぐにニキビが再発して、「もう嫌だ」といった感情を抱く人もいることでしょう。

この記事では、眉間のニキビの原因とスキンケアや生活習慣の見直し、サプリメントの活用による改善対策を紹介します。コンプレックスを解消し、充実した生活を送るためのヒントとして、活用して下さい。

眉間のニキビが繰り返す…

眉間や額、鼻筋は、皮脂分泌が比較的多く、ニキビのできやすい部位と言えます。そのため、対人ストレスの強い時や生理前後に眉間のニキビを繰り返し、コンプレックスを感じる女性も多いもの。「どうして私ばかり」といったネガティブな感情をおさえきれず、自分を責めてはいませんか。

このように眉間のニキビに悩まされ、辛い日々を過ごしてきた女性もご安心下さい。ニキビのできる原因をふまえた正しい対策をとることで、肌質改善を目指すことは可能です。

ニキビのない滑らかな美肌は、女性の魅力を引き立てる非常に大きな要素と言えます。「何をやっても意味がない」と諦めず、継続的な対策を行うことで、理想の自分を目指しましょう。

眉間のニキビの原因5個

眉間のニキビは、古い角質・過剰な皮脂が毛穴に詰まることで発生し、アクネ菌の繁殖や炎症が生じることで悪化します。毛穴の詰まりやアクネ菌の繁殖・炎症を招き、白ニキビや赤ニキビ、黄ニキビを発生させる原因は、大きく分けて以下5個です。

1. メイクや皮脂など、汚れの蓄積

眉間の周りは凹凸が多く、汚れの蓄積しやすい部位です。洗顔やクレンジングをきちんと行っているつもりでも、毛穴内部に汚れが溜まり、白ニキビを招いてしまうことがあります。

毛穴内部の蓄積汚れは、日常的な洗顔で落とすことが困難です。定期的な集中ケアを行い、蓄積汚れの大掃除を行わなければ、毛穴内部の衛生状態は悪化する一方。

毛穴内部でアクネ菌が繁殖し、炎症を起こしてしまうと、赤ニキビや黄ニキビへと進行するリスクがあります。

2. 油分を含む基礎化粧品の使い過ぎ

保湿クリームや美容オイルといった油分を含む基礎化粧品の使い過ぎが原因で、毛穴が詰まることもあります。

目元や口元など皮脂分泌量の少ない部位と眉間など皮脂分泌量の多い部位で同じお手入れを行うことは、ニキビの発生リスクを高める行為。自分の肌にとって本当に必要なお手入れを見極め、基礎化粧品の切り替えや使用量の調整を行いましょう。

3. ターンオーバー周期の乱れ

ターンオーバー周期の乱れた肌は角質肥厚を起こしやすく、ごわつきや毛穴の詰まりを悪化させるリスクがあります。また、ターンオーバー周期の乱れは、バリア機能の低下を招き、アクネ菌に対する抵抗力を弱めてしまう原因です。

大量のアクネ菌が増殖し、ひどい炎症を起こしたニキビを治すことは、大変な作業。皮膚科を受診し、本格的な治療を要するほどに、重症化するケースもあります。

4. シャンプーや整髪料、髪の汚れによる刺激

眉間のニキビは、シャンプーや整髪料のすすぎ残しが原因で生じることも多くあります。

汗やほこりの付着した前髪が顔にかかり、刺激を与えてしまうことも、ニキビの悪化を招く要素。アクネ菌に栄養を与えて、増殖を招いてしまうリスクがあります。

5. 眼精疲労の蓄積や表情の癖

パソコンやスマホを長時間使用し、眼精疲労が蓄積すると、肌の代謝が衰えます。その結果として毛穴の詰まりが悪化し、ニキビができてしまうのです。

また、画面を見る際に眉間にシワを寄せる癖のある人は、その部分が凝り固まります。凝り固まった部分は老廃物が蓄積しやすく、ニキビリスクを高めてしまう原因です。

眉間のニキビの改善対策3個[スキンケア]

できてしまった眉間のニキビは、なるべく早く治したいと思いますよね。以下では、ニキビの改善を助ける洗顔や保湿、角質ケアのコツを紹介します。

1. 正しい洗顔で顔の汚れを取り除く

顔の汚れの蓄積がニキビリスクを高めることは、上で触れた通りです。日々の正しい洗顔で顔の汚れを取り除き、眉間のニキビの改善を目指しましょう。

◎眉間のニキビが気になる時の洗顔手順

【1】洗顔料をよく泡立て、濃密な泡のフォームを作ります。
【2】眉間や額、鼻筋に泡を乗せ、小さな円を描くようなイメージで、クルクルと洗顔しましょう。
【3】両頬や目元、口元など、乾燥しやすい部位を洗顔します。
【4】ぬるま湯を使用し、十分にすすいで下さい。
【5】眉間や小鼻など細かい部位にすすぎ残しのないことを確認し、タオルで顔を拭きましょう。

すでにニキビが目立つ部位は敏感に傾いていることが多く、必要以上に洗顔の回数を増やしたり洗浄力の強すぎる洗顔料を使用したりすることは、状況を悪化させるリスクがあります。

顔の汚れを取り除き、清潔に維持するために必要な洗顔回数は、朝と夜の2回が基本。洗浄力の強すぎる洗顔料の使用は避け、低刺激の洗顔料を活用しましょう。

2. 過不足ない保湿を行う

保湿ケアのポイントは、水分・油分を過不足なく補うことです。洗顔後は速やかに化粧水と乳液やクリームによる保湿を行い、水分・油分のバランスを整えます。

保湿ケアの手順は、洗顔と反対です。乾燥しやすい目元や口元にまず化粧水や乳液などをなじませ、手の平に残ったものを眉間や額に伸ばして下さい。

原因でも説明した通り、油分を含む基礎化粧品を過剰に使用することは、ニキビの悪化を招いてしまうリスクがあります。「目元や口元」→「眉間や額」の順番を守ることで、過不足ない保湿を行いましょう。

3. 定期的な角質ケアで毛穴汚れの大掃除を行う

眉間ニキビの根本的な解決を目指すためには、定期的な角質ケアを行い、蓄積汚れを取り除く対策も検討できます。酵素洗顔料やピーリングジェルといった集中ケアアイテムを定期的に使用し、毛穴をきれいに維持しましょう。

◎酵素洗顔料の使い方

【1】1回分の洗顔料を手のひらに出し、少量の水を加えながら泡立てます。
【2】顔全体もしくは眉間など角質の気になる部位のみに、洗顔料を乗せましょう。
【3】優しい力で洗顔し、ぬるま湯ですすぎましょう。

◎ピーリングジェルの使い方

【1】いつも通りの洗顔を行い、顔の水分を拭き取ります。
【2】手のひらに適量のジェルを出し、顔全体もしくはトラブルの気になる部位のみに乗せて下さい。
【3】優しい力でマッサージし、ポロポロとした塊が出てくるまで続けます。
【4】ぬるま湯でよくすすぎ、十分な保湿を行います。

酵素洗顔やピーリングジェルに苦手意識を持つ人は、ピーリング石鹸や角質ケア美容液、クレイマスクなど、肌に負担をかけにくいアイテムを使うことも一案です。角質ケア後に丁寧な保湿を行うことでも、肌の負担を軽減し、刺激を抑えたお手入れを実現できます。

眉間のニキビの改善対策3個[サプリ]

眉間のニキビの改善を目指すためには、市販のサプリメントによるインナーケアを行うことも一案です。以下では、ニキビ対策用サプリの主な成分・働きを紹介します。

1. ビタミンB2・ビタミンB6配合のサプリメントを摂取する

ビタミンB2やビタミンB6は、肌や粘膜の代謝を促し、ニキビの改善を後押しします。ビタミンB2には皮脂量のコントロール、ビタミンB6にはホルモンバランスを整える働きもありますので、様々な原因から生じるニキビに対応可能。

脂質の多い食べ物が好き・生理前はすぐにニキビができてしまうといった女性と相性の良いサプリと言えます。

2. ビタミンC配合のサプリメントを摂取する

ビタミンCは、皮脂の過剰分泌を防いだりメラニンの生成を抑えて色素沈着を予防したりする成分です。活性酸素を分解し、炎症を抑える成分でもありますので、ニキビの重症化を防ぐことにも貢献。

体内に蓄積できない成分ですから、普通の食事やサプリによって、毎日きちんととることが大切です。

3. ビタミンE配合のサプリメントを摂取する

ビタミンEは、数あるビタミンの中でも抗酸化作用が強く、活性酸素の影響による肌の老化を防いでくれる成分です。血行を促進して肌の代謝を促す働きも担いますので、ターンオーバー周期の乱れによる大人ニキビの気になる人と相性の良いサプリと言えます。

また、ビタミンEは、ホルモンバランスを整えて、生理前のイライラや肌トラブルの軽減を助けてくれる成分です。

他の抗酸化成分と組み合わせて飲むと相互に作用を高め合い、効率的に働きますので、ビタミンCやビタミンAとビタミンEの含まれるマルチビタミンサプリを選ぶことも良いでしょう。

眉間のニキビの改善対策5個[生活習慣]

スキンケアやサプリの働きを助けるためには、生活習慣の改善によって、ニキビのできにくい肌へと導くことも大切です。以下では、眉間のニキビを改善するための生活習慣5個を紹介します。

1. 前髪を下ろさない

眉間のニキビの気になる時には前髪をすっきりあげて、汚れの付着や摩擦刺激を軽減しましょう。前髪をあげるヘアスタイルに抵抗を感じる人は、以下のような対策を試してみてはいかがでしょうか。

・自宅にいる間だけ、ヘアバンドやヘアピンを使用する。
・眉間ニキビのない側に前髪を流し、ヘアピンで固定する。
・油分の多い整髪料の使用を辞める。

ツバキ油やオリーブオイルといったオレイン酸の多いオイル配合の整髪料はとくに、ニキビの悪化を招いてしまうリスクがあります。眉間のニキビの周囲に使うことは避け、油分の少ない整髪料を選択する・後ろ髪の毛先にだけ少量使うといった対策を検討しましょう。

2. 枕カバーを毎日変える

汗や皮脂、ほこりの付着した枕カバーは、細菌の温床です。できる限り毎日清潔なものに取り替え、就寝中のニキビの悪化を防ぎましょう。

どうしても交換が難しい日は、清潔なタオルを枕カバーの上に掛け、そのまま就寝する方法がおすすめ。

何日も同じタオルを使用する方法では対策になりませんので、翌日には枕から外し、洗濯機に入れて下さい。

3. 早寝早起き習慣を作る

昼夜逆転の生活は、ホルモンバランスや自律神経のバランスを崩し、ニキビの治りを遅くする原因です。眉間のニキビが気になる時には、日の出から間もない時間に起床し、深夜0時を過ぎる前に就寝する生活リズムに切り替えましょう。

早寝早起き習慣に苦手意識を持つ人は、以下のような対策を試してみてはいかがでしょうか。

・重要な仕事は午前中のうちに終わらせて、定時に帰る習慣を作る。
・飲み会は一次会で切り上げて、なるべく早く帰宅する。
・翌日でも良い仕事を夜に行うことは避け、オンとオフを切り替える。
・起床後すぐにカーテンを開き、日光を浴びる。
・休日の寝坊や夜更かしを避け、一定の生活リズムを守る。

起床後すぐに日光を浴びる行為は、体内時計をリセットし、心地良い目覚めを助けてくれます。せっかくリセットした体内時計が乱れることのないように、休日の寝坊や夜更かしは控え、週間通して一定のリズムを守ることが大切です。

4. 適度な運動や入浴で代謝を高める

適度な運動や湯船につかる習慣には、全身の代謝を高めて、肌のターンオーバーを促す働きが期待されます。すると、毛穴の詰まりを起こしにくく、ニキビのできにくい肌へと変化。できてしまったニキビの改善を助け、健やかな肌への生まれ変わりを後押しします。

◎ニキビの改善を助ける運動のポイント

・「楽しい」と感じる程度の時間、負荷に留めて無理をしない。
・運動前にメイクを落とす。
・運動後の洗顔と保湿ケアを怠らない。
・就寝直前の運動は、ストレッチ程度に留める。

◎ニキビの改善を助ける入浴のポイント

・入浴前後に十分な水分補給を行い、乾燥トラブルを予防する。
・40℃程度のぬるま湯に10分から15分程度(全身浴の場合の目安。半身浴の場合は20分から30分程度)つかる。
・肌に合う入浴剤や好きな香りのバスオイルを活用し、リラックスする。

何も対策しなければ、加齢とともに全身の代謝が低下し、ニキビの治りも遅くなります。「ニキビの治りが遅い」と感じた時こそ運動や入浴習慣の重要性を見直し、モチベーションを維持しましょう。

5. 眼精疲労を解消する

眼精疲労による眉間のニキビを改善するためには、目をいたわる習慣が大切です。以下のような対策を日常的に実践し、眼精疲労を解消しましょう。

【1】適度な休憩で目を休める
長時間のパソコン作業を行う際には、1時間に1回・10分程度の休憩を挟みましょう。休憩時間の確保が難しい場合は、意識的にまばたきを行う・遠くの景色を眺めるといった対策で、目の筋肉をほぐすことが大切です。

【2】眼球エクササイズで凝りをほぐす
右横・右上・天井方向・左上・左横・床方向と目の周りを一周するように眼球を動かし、凝り固まった筋肉をほぐします。その他、パチパチと数回通りのまばたきを行ったり手のひらで目を覆い、視界を遮ったりすることも、眼精疲労の解消を助けてくれます。

眉間のニキビ跡を隠す方法

眉間にできたニキビ跡を隠すためには、スティックタイプのコンシーラーを活用しましょう。ニキビ跡よりやや広い範囲にコンシーラーを置き、周りの肌となじませます。

なじませる際のポイントは、指先で軽く叩くように、トントンと広げることです。こするように伸ばす方法ではカバー力が下がりますので、叩くようになじませる方法を守って下さい。

コンシーラーの色ですが、自分の肌よりやや暗い明るさの黄色もしくはベージュ系を選択しましょう。ピンク系を選択すると、ニキビ跡の赤みをかえって強調してしまい、悪目立ちさせるリスクがあります。

「自分に合う色のコンシーラーが見つからない」という人は、複数種類の色が入ったパレットを使い、自分好みに調整する方法も一案です。

その場合は、何種類かのコンシーラーを手の甲で混ぜ合わせてねらい通りの色を作成してから、ニキビ跡に重ねて下さい。

まとめ

眉間のニキビの原因と改善対策、できてしまったニキビ跡をきれいに隠す方法を紹介しました。スキンケアやサプリメント、生活習慣など、あらゆる方面から眉間ニキビと向き合い、美肌作りを進めることこそ、コンプレックス解消の近道。

「眉間のニキビの解消は1日にしてならず」と自分自身に言い聞かせて、継続的な対策を行いましょう。