理想的な肌の質感やベースメイクのテクニックには、トレンドが存在します。韓国で生まれ、トレンドに敏感な女性の間で注目される質感が「水光肌」です。雑誌や広告でこのキーワードを目にし、「水光肌とはどのような肌なのか」「水光肌の作り方が知りたい」と感じる人も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では、メイクテクニックやスキンケアの見直しによる、水光肌の作り方を紹介します。乾燥や毛穴トラブルと無縁の美肌を作るためのヒントとして、有効に活用下さい。

水光肌とは?

まず、水光肌(すいこうはだ)とは、どのような肌のことを指すのかを説明します。水光肌とは、内側から光を放っているかのようなツヤがあり、みずみずしい質感の肌のことです。

自然なツヤを持つ肌は、女性の魅力を引き立てる大きな武器。頬やTゾーンといった顔の中の高い部分に自然な明るさができるため、メリハリある美人顔に見せる働きも期待されます。

なお、ツヤがある肌と皮脂によるテカリの見られる肌は、別物です。小鼻や鼻と口の間、額などにテカリがあるとお手入れ不足に見えますので、光の入れ方や入れる場所を工夫しましょう。

正しい場所に適度な光を入れることで、「水光肌を作るはずが、テカリに見える」といった失敗を阻止できます。日常的な毛穴ケアや保湿を丁寧に行い、テカリ知らずのすっぴん美人を目指すことも大切です。

水光肌の作り方

水光肌の作り方には、いくつかのパターンが存在します。以下で紹介する作り方は、手持ちのファンデーションとボリューマーを活用する方法です。

ボリューマーとは、BBクリームやファンデーションに「ちょい足し」し、ツヤ感を引き出すための化粧品を意味します。ドラッグストアや通販で簡単に購入できますので、好みのものを調達し、水光肌を作りましょう。

1. 十分に保湿する

適量の化粧水を手の平に出し、両手で挟み込むように温めた後、顔全体になじませます。肌の内部まで潤いを届けるイメージで、丁寧な保湿を行って下さい。

2. 化粧下地で凹凸カバー

プライマーとは、肌の凹凸をカバーし、滑らかな質感に整えるための化粧品です。毛穴の開きやニキビ跡の目立つ部分に仕込み、フラットな質感を作りましょう。

3. ファンデーションにボリューマーを混ぜる

リキッドファンデーションもしくはBBクリームに少量のボリューマーを足し、よく混ぜます。ファンデーションやBBクリーム:ボリューマーは3:1程度が比率の目安。ボリューマーが多すぎるとテカリに見えてしまいますから、適量を守って下さい。

4. 指の腹を使用し、伸ばす

3で作ったファンデーションを人差し指、中指、薬指の腹にとり、少量ずつ伸ばします。ファンデーションを塗り終わった後にハンドプレスでなじませると、仕上がりがきれいです。

水光肌のメイク4個

水光肌をより美しく仕上げるためには、化粧下地やハイライト、チークの選び方や塗り方も大切です。以下4個のポイントを意識して、理想の質感を目指しましょう。

1. 肌の悩みに応じて、化粧下地を使い分ける

「作り方」にて紹介したプライマーは、毛穴カバーを行うことが得意な下地に該当します。黄くすみや血色の悪さ、頬の赤みといった色味に関するトラブルを隠すためには、コントロールカラーを活用しましょう。トラブル別のコントロールカラーの選び方は、以下の表を参照下さい。

イエロー顔のくすみや色ムラの調整が得意なカラー。ワントーン明るく、健康的な肌に見せる働きが期待されます。
ピンク女性らしく血色の良い肌に見せることが得意なカラー。顔色が冴えず、元気のない印象に見える時に重宝します。
ブルー黄くすみをカバーしたり透明感を強調したりする時に活躍する色。血色の悪さを強調してしまうリスクもあるため、肌との相性が問われます。
パープル顔のくすみをカバーし、透明感を引き出すことが得意なカラー。透明感を出しつつも血色が良く、自然な印象に見せたい時に重宝します。
グリーンニキビ跡や赤ら顔のカバーが得意なカラー。小鼻の脇の赤みを隠し、滑らかな質感に見せたい時にも重宝します。

2. ハイライトでツヤを足す

ファンデーションを塗った後にツヤ感不足を感じる場合は、ハイライトを活用しましょう。ハイライトを塗る場所は、Tゾーンと両頬、鼻筋と目元です。

ブラシでさっと伸ばす程度に仕上げることがすっぴん美人に見せるポイント。クリームタイプやリキッドタイプのハイライトを使用する場合は、指先で少量ずつなじませましょう。

3. クリームチークで血色感を演出する

自然な血色感を演出するためには、クリームチークを活用します。パウダーチークを使用すると頬周りのみ浮いた印象になりやすく、水光肌にはミスマッチ。しっとりと濡れたような質感に仕上がる、クリームもしくはリキッド、練りチークなどを選択しましょう。

韓国人女性のチークの塗り方は、頬の中央に入れる方法もしくは鎖骨に沿って入れる方法が一般的です。どちらを選択するかによって仕上がりのイメージが異なりますので、好みの方を選びましょう。

頬の中央に入れる方法笑顔を作った時に高さの出る部分に合わせ、チークを入れる方法です。自然なグラデーションができるように指先でぼかすことによって、大人かわいい雰囲気に仕上がります。
鎖骨に沿って入れる方法頬骨の高い位置からこめかみ方向へ向かい、細長く色を入れます。顔のラインをシャープに見せて、大人っぽい表情を作りたい時に適したチークの入れ方です。

4. メイク時間の短縮には、クッションファンデーションを活用する

より手軽な方法で水光肌を作るためには、クッションファンデーションを活用しましょう。ボリューマーとファンデーションを混ぜる手間なくメイクができて、忙しい日の朝でも安心。クッションファンデーションによるベースメイクは、以下の手順で行います。

【1】スポンジにクッションを含ませる
付属のスポンジ・パフにクッションファンデーションを含ませます。この時にファンデーションを含ませすぎないことが美しく仕上げるためのポイントです。

【2】顔に塗る
額・両頬・あご先の4点にスタンプ置きし、軽くたたき込むように広げます。小鼻の脇や目元、まぶたなど細かい部分を塗る時にはスポンジ・パフを折り曲げ、ピンポイントでなじませましょう。

【3】ファンデーションを密着させる
スポンジ・パフをティッシュで拭き、ファンデーションを取り除きます。きれいになった状態のスポンジ・パフで顔全体を軽く押さえ、ファンデーションの密着度合いを高めましょう。

水光肌のスキンケア方法10ステップ

すっぴんでも美しい水光肌を目指すためには、日々のお手入れが大切です。以下では、韓国人女性の多くが実践するスキンケア10ステップを紹介します。

1. クレンジングでメイク汚れや過剰な皮脂をきれいに落とす

韓国式のスキンケアでは、油性汚れに対するクレンジング・水性汚れに対するクレンジングと、段階別のお手入れを行います。最初に行うクレンジングは、油性汚れに対するものです。オイルタイプのクレンジングを活用し、メイク汚れや過剰な皮脂を落としましょう。

◎クレンジング手順
【1】商品規定の量のクレンジングを手のひらに出し、皮脂分泌の多い部位からなじませます。
【2】強くこすらず、クルクルと円を描くようにしながら、油性汚れを溶かし出します。
【3】少量のぬるま湯で乳化し、顔全体をすすぎましょう。

クレンジングの使用量が少ないときれいに汚れが落ちませんので、商品規定の量を使うことが大切です。目元や口元はとくに優しく、丁寧なクレンジングを行って下さい。

2. クレンジングで落とし切れない汚れを落とす

次のステップでは、水性汚れに対するクレンジングを行いましょう。使用するアイテムは、ウォーターベースのクレンジング(水クレンジング)です。

◎クレンジング手順
【1】適量のウォータークレンジングをコットンに含ませます。
【2】コットンを滑らせるように動かしながら、顔の汚れを拭き取りましょう。

このステップは、日本のスキンケアで言うところの「洗顔」に該当します。汗やほこりといった油性汚れ以外の余計なものを落とし、肌表面を清潔に整えましょう。

3. 角質ケア

角質ケア美容液やピーリングジェル、クリームなどを使用し、角質ケアを行います。角質ケアの頻度は、使用する商品によりけりです。

角質ケア美容液のように毎日使用できるものの場合は毎日、ピーリングジェルやクリームを使用する場合は週に1回など、商品指定の頻度に従い、古い角質を除去しましょう。

4. トナーで肌のpH調整を行う

韓国式スキンケアにおける「トナー」は、肌のpH調整を行うためのものです。本格的な潤い補充を行う「エッセンス」の前に使用し、pHレベルを整えます。

クレンジングを行った直後の肌は中性に傾きますので、トナーを使用し、弱酸性に戻してあげるイメージです。日本のメーカーの発売する商品では、スキンコンディショナーやプレ化粧水といった名称が使用されることもあります。

◎トナーによるお手入れ手順
【1】適量を手の平に出す。
【2】顔全体になじませる。

商品によっては拭き取り化粧水のように使用するものもありますから、説明書をよく読み、正しい方法でお手入れしましょう。

5. エッセンスで潤い補給

韓国式スキンケアの「エッセンス」が、日本のスキンケアで言うところの「化粧水」です。水分不足を起こした肌に潤いを補充し、ツヤのある水光肌を作りましょう。

エッセンスは水性成分の含有量が多く、サラサラとした質感の商品が主流です。たっぷりと手の平に出し、顔全体になじませることで、水分補給を行いましょう。

6. 美容液でトラブルケア

美容液は、ニキビや毛穴、シワ、シミなど、気になる肌トラブルを解消し、健やかな状態を作るために使用します。

保湿成分、エイジングケア成分など美容液に含まれる成分に注目し、肌の状態に応じたものを選択しましょう。言い換えると、肌にとってのサプリメントや栄養ドリンクにあたるものが美容液です。季節や肌の状態に応じて複数種類を使い分け、お手入れする方法も良いでしょう。

7. シートマスクで肌のエナジーチャージ

韓国には「1日1マスク」という言葉があります。毎日使用できる程度の値段のマスクを日常使いし、肌の状態を整える美容法です。

韓国人女性の中にも「パックは数日に1回」という人はいますから、肌の状態やお財布事情に応じた調整が可能です。市販の集中ケア用のマスクを毎日使用することは避け、頻度に応じたケア商品を選んで下さい。

8. アイクリームで目元乾燥対策

顔の中でもとくに肌が薄く、ダメージを受けやすい目元には、アイクリームを使用します。適量のアイクリームを指の腹に出し、目元に優しくなじませましょう。

目元の乾燥を集中的にお手入れすると、ファンデーションの色ムラ・メイク崩れを防止できます。シワやたるみといった目的特化型のアイクリームを使用し、お手入れする方法もおすすめです。

9. 保湿クリーム

エッセンスや美容液、シートマスクで補充した水分・美容成分を閉じ込めるため、保湿クリームをなじませます。しっかりとした保湿力を持つアイテムでも、サラサラとした質感に仕上がるジェル、ローションもありますので、好みのものを選択しましょう。

保湿クリームは、顔のみに伸ばす方法ではなく、首元まで合わせて塗る方法がおすすめ。首のシワ、たるみを予防し、若々しい印象を作る働きが期待されます。

10. 日焼け止め・ナイトクリーム

スキンケアの締めくくりは、日焼け止めもしくはナイトクリーム。ナイトクリームを塗り、就寝することによって、翌朝の肌の調子が変化します。

朝の日焼け止めは、肌の乾燥やシミ、シワといったエイジングトラブルを防ぐために欠かせない工程です。自宅にいる日も日焼け止めを必ず塗り、万全の対策を行いましょう。


まとめ

水光肌を作るメイクやスキンケア方法を紹介しました。ツヤや透明感ある理想の肌を作るためには、日々の努力が不可欠です。韓国式スキンケアの全てを模倣しなくても構いませんので、美にかける情熱を見習い、日常的なお手入れ習慣を見直しましょう。

国が違っても、「より、きれいで魅力的な自分になりたい」という女性の願いは共通です。メイク方法やスキンケアの見直しによって、理想の肌を作るための前向きな一歩を踏み出しましょう。