
「ニキビじゃない!?洗顔しても出てくる白いブツブツは何?」
「鼻のつけ根に脂肪の塊のようなものが…どうしたらとれる?」
このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。毎日きちんとスキンケアをしていても、だんだん目立ってきて化粧のりも悪くなっていませんか?
エステや美容クリニックでケアをするにはお金がある程度必要ですし、自分でできる簡単ケアがあれば知っておきたいですよね。
ここでは、鼻周りにできる白いブツブツの原因やスッキリきれいにとる方法を解説しています。この記事を読んで、ブツブツに悩まされない毛穴レス美肌を目指しましょう。
鼻の周りの白いブツブツの正体とは?
鼻周りにできる白くてブツブツしたものは、「角栓」といって白ニキビに似ていますが、ニキビじゃない、脂肪の塊のような形状をしています。皮脂量が多いTゾーンを中心にできやすいことが特徴です。
化粧をしてもブツブツと浮いてメイク映えが悪いため、できることならきれいにしたいですよね。
白い角栓は、皮脂が多い脂性肌にできると思われがちですが、乾燥肌でもできてしまいます。ではなぜ乾燥肌でもできるのでしょうか?
白くてブツブツした角栓の原因を見ていきましょう。
鼻の周りのブツブツの原因5個
鼻の周りにできる白いブツブツの原因は主に5つに分けられます。
1. 脂肪の塊のような皮脂や古い角質、メイク残り
白くてブツブツした脂肪の塊のような角栓の原因は、皮脂や古い角質、メイクによるものです。これらの汚れが混ざり合って毛穴に残ることで起こります。
放置すると炎症を起こしてニキビになったり、酸化して「黒ずみ毛穴」となったりすることがあるので、早めの改善策をおすすめします。
2. ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーの乱れは主に加齢・紫外線・肌荒れなどです。正常な肌であれば、約28日で肌が生まれ変わります。
しかし、日焼けや加齢などの影響で早まったり遅れたりします。このサイクルに乱れが起こることを「ターンオーバーの乱れ」といいます。
ターンオーバーが乱れると、肌を守るために防御機能が働いて角質肥厚が起こります。そして毛穴が詰まりやすくなり、白くてブツブツした角栓ができてしまうのです。
3. ホルモンバランスによる皮脂の増加
もともと男性ホルモンが多い方は皮脂量が多いため、毛穴に皮脂が詰まりやすくなります。
また女性の場合、生理前に分泌される「黄体ホルモン(プロゲステロン)というホルモンによって、皮脂分泌量が増える傾向です。
4. 加齢などによる肌の乾燥
肌が乾燥すると肌表面の角層にある水分量が減り、毛穴に角質が溜まりやすい状態になります。そして毛穴に皮脂や古い角質が溜まると、毛羽立つようなブツブツした角栓ができるのです。
乾燥は角栓の他にも、肌のくすみやゴワつきなどの様々な老化原因にとなるので、気を付けたいポイントですね。
5. 間違ったスキンケア
白いブツブツが気になるからといって、洗顔時に手でこすりとっていませんか?またピーリング剤やピールオフタイプのパックなども、指定されている間隔よりも頻度が高ければ肌に刺激が強いため、肌荒れや乾燥に繋がります。
このような間違ったスキンケアを続けていると、乾燥を招いて角質が溜まり、白いブツブツの原因に。正しいスキンケア方法を身につけて、脂の塊のような白いブツブツに悩まされないツル美肌を目指しましょう。
鼻の周りのブツブツを簡単に綺麗に取る方法5個
鼻の周りのブツブツは、日々のスキンケアを見直すことで、スッキリときれいに取り除けます。以下を参考に、スキンケア方法を見直してみましょう。
1. クレンジングを見直す
クレンジング剤で落とせるものは、洗顔では落とせないメイクアップ化粧品です。メイクがしっかり落とせず肌に残ってしまうと、皮脂や古い角質が溜まって毛穴詰まりの原因に繋がります。
脂肪の塊のような白いブツブツには、しっかりとメイクを落として潤いも与える「クレンジングクリーム」や「クレンジングバーム」がおすすめです。
最近では、ウォータープルーフなどのしっかりメイクもきれいに落とせるものもあるので、肌質やメイクアップ化粧品に合わせて選んでくださいね。
また1番大切なことは、自分の肌質に合うクレンジングを使うことです。いくら肌に優しい、洗浄力が高いと人気の商品でも配合成分は様々なので、自分の肌に合わなければ、刺激になるため使い続けないようにしましょう。高級化粧品や人気商品などの誘惑に負けず、自分の肌に合うクレンジングを見つけてくださいね。
正しいクレンジングの使い方
クレンジング剤を手にとる時は、顔にまんべんなく伸ばせる量が最適です。十分な量、または伸びが良いクレンジング剤を使って、肌に摩擦を与えないように顔全体に伸ばしていきます。
特に気になる鼻周りの白いブツブツ部分は、丁寧にクルクルとなじませましょう。そして、手でぬるま湯を包み込むようにして、手が肌にあたらないように洗い流します。
クレンジングの種類
以下の表では、クレンジングの種類や洗浄力、特徴をまとめています。
クレンジングの種類 | 洗浄力 | 特徴 |
---|---|---|
ジェル | 低 | ・さっぱりとした洗いあがり ・ 油分配合が少ない ・ 界面活性剤の配合量が多め |
ミルク | 低 | ・しっとりとした使用感のものが多い |
クリーム | 普 | ・しっとりとした使い心地 ・乾燥を予防する |
バーム | 高 | ・新しいタイプのクレンジング ・乾燥肌向けが主流 ・しっとりとした洗いあがり ・配合成分はオイルに近い |
オイル | 高 | ・油分が主要成分 ・メイクが残りにくい ・界面活性剤配合のものが多い |
ふきとりシート・クレンジングローション | 高 | ・アルコールや非イオン性界面活性剤配合が主流 ・摩擦がおこりやすく肌への刺激は強め ・保湿成分の配合量が多い |
商品によって洗いあがりや洗浄力は様々ですが、肌に負担が少ないアルコールやバラペン不使用のものがおすすめです。
2. 肌の状態に合わせた洗顔料を選ぶ
洗顔料の使用は1日1~2回が目安です。
脂性肌の方でも2回洗顔すれば十分に皮脂を洗い落とせます。過度な洗顔は反対に乾燥を招いてしまうので控えてくださいね。
そして、自分の今の肌質にあった洗顔料を選ぶことが大切です。乾燥気味、ベタベタする、肌が敏感など、季節によって変化する肌質に合わせて、しっとり・さっぱり・敏感肌用などのタイプを選びましょう。
また脂性肌の方は、皮脂をしっかり取り除こうと洗浄力の高い洗顔料を選んでしまいがちです。強いものを使い続けると肌の水分量まで奪われて、反対に乾燥を招いてしまうので注意してくださいね。
正しい洗顔料の使い方
事前に約35℃のぬるま湯で顔を濡らしておきます。適量を手にとって泡立てネットを使って、モチモチになるくらいの泡を作りましょう。皮脂や汚れを優しくケアするイメージで包み込みます。
角栓が気になる部分は、こすらないように優しくクルクルと洗いましょう。洗い残しは角栓やニキビの原因となるので、残らないように洗い流してくださいね。
きれいに洗い流したら、毛穴を冷水でキュッと引き締めます。最後は清潔なタオルで、余分な水分を軽くふきとる程度でOK。
もちろん、ゴシゴシと洗ったりふいたりすることはNGです。そして洗顔後の肌は乾燥しやすいので、素早くスキンケア化粧品を使いましょう。
3. 酵素洗顔やピーリング剤を使って溜まった毛穴汚れを取り除く
通常のクレンジングや洗顔料だけでは落ちにくい汚れには、酵素洗顔やピーリング剤を使用します。商品にもよりますが、週に1度を目安に使用して毛穴詰まりを解消しましょう。
肌のターンオーバーのサイクルを早めてしまうため、商品に記載されている使用頻度を必ず守って使用してくださいね。
ピーリング剤は、AHAやサリチル酸が含まれたものがおすすめです。皮膚表面を柔らかくして皮脂や角質をきれいに落としやすくしてくれます。
ふきとり化粧水やピールオフパックも角栓に有効ですが、どちらも肌に負荷がかかってしまいます。使う場合は記載されている使用頻度を守って、使用後の保湿は丁寧に行ってくださいね。
4. オイルマッサージで優しく角栓ケアしよう
ベビーオイルなどの無添加オイルをたっぷりと塗った綿棒を用いて、白いブツブツが気になる部分に転がします。
この時、綿棒で必要以上にこすることは肌への刺激となるため控えましょう。また、事前にスチーマーや蒸しタオルなどで毛穴を開いておくと効果的です。
白いブツブツがスルスル落ちていくのが肉眼でもわかるので、きれいにとれたら完了です。きれいに取り除いた後は、普段の洗顔料で洗い残しがないよう洗い流しましょう。
次に大切な保湿ケアをご紹介します。
5. 化粧水・乳液・美容液などで丁寧に保湿ケア
白いブツブツの角栓対策には、皮脂や汚れをきれいに取り除くことが大切です。そして肌が乾燥しても角栓はできるため、保湿ケアも重要といえるでしょう。
また、ひとまとめに保湿といっても人それぞれ肌質が違うため、肌質に合ったケアを行うことが大切です。1年を通して肌質も変化するため、手間がかかりますが、肌の変化に合わせて化粧品を使い分けましょう。
乾燥肌は油分も水分もバランスよく保湿する
乾燥肌の方は油分も水分も不足している状態なので、丁寧な保湿ケアを心掛けましょう。
ヒアルロン酸・セラミド・コラーゲンなどが配合されているしっとりタイプの化粧品がおすすめです。また密着型のシートマスクは保湿効果が高いため、毎日使ってみてはいかがでしょうか。
しっかり角栓除去して肌が十分に潤えば、毛穴も徐々に目立たなくなりますよ。
混合肌は部位の状態に合わせて保湿する
混合肌の方は皮脂が気になる鼻周りに、毛穴引き締め作用や皮脂分泌抑制作用のある収れん化粧水を塗ると、角栓防止に効果的です。
ベタベタするTゾーンはうすめに化粧品をつけて、乾燥しやすい目元や頬、口周りは念入りに乳液や美容液をつけて保湿しましょう。
脂性肌は皮脂を抑えて毛穴を引き締めるケア
脂性肌の方は皮脂が多いため、皮脂分泌を抑えて毛穴を引き締める化粧品を使うことが大切です。水分量も多いのでさっぱりタイプの化粧品を使って保湿しましょう。
特に皮脂をしっかり取り除いた洗顔後は、乾燥を防ぐため念入りなケアをしてくださいね。
敏感肌は日中も保湿ケアを心掛ける
敏感肌は皮脂が少なく肌の水分量も足りておらず、外部刺激に弱い状態です。そのため、バリア機能を整えるセラミド成分を配合した敏感肌用化粧品がおすすめ。
日中も乳液や美容液などで、こまめに保湿して肌を乾燥や刺激から守ってあげてください。摩擦にも敏感なので、化粧品を使う時は肌に刺激を与えないよう優しくつけましょう。
まとめ
白いブツブツ「角栓」の原因ときれいにとる方法を解説してきました。肌の潤いを調整する「皮脂」も、様々な肌トラブルを引き起こす「乾燥」も白いブツブツの原因だということがわかりますね。
余分な汚れはしっかり取り除いて、肌に必要な潤いを与えてあげることが大切です。肌質に合った正しいスキンケアを行って、白い角栓ができにくいツル肌を目指してくださいね。