赤ちゃんの肌に使用できるほど人に優しい成分で作られたベビーオイル。大人の女性の毛穴ケアにも活用できることをご存知でしょうか。手頃な値段で購入できるベビーオイルで毛穴トラブルを解消できるとしたら、非常に嬉しく感じますよね。

この記事では、「ぜひ試したい」と感じた人のため、ベビーオイルを使用した毛穴ケアのやり方、お手入れを行う際の注意点を解説します。

ベビーオイルとは?成分は?

ベビーオイルとは、赤ちゃんの肌への利用を想定し、開発されたオイルのことです。主な用途は、沐浴後の保湿ケアや顔を含む全身のマッサージです。ベビーオイルという名称は、「ベビー専用」という意味ではないため、幅広い年代の人から支持されています。

ベビーオイルの成分は、メーカーごとに異なります。ドラッグストアに並ぶスタンダードなベビーオイルは、ミネラルオイルを主成分とすることが一般的です。その他の種類として、ホホバオイルやグレープシードオイルなど、植物性オイルを主原料とした商品も存在します。

ミネラルオイルについてネガティブなイメージを持つ人もいますが、精製度の高いものに限れば、肌に対する刺激は限定的です。皮膚科処方のワセリンにも採用されるほど信頼度の高い成分であるため、「ミネラルオイル=肌に悪い」といった連想を行う必要はありません。

ベビーオイルの毛穴ケア効果

ここから先は、ミネラルオイルを主原料としたベビーオイルを前提として、説明を行います。ベビーオイルを毛穴ケアに使用することで、期待されるメリットは2点です。

【1】毛穴の汚れが落としやすくなる
毛穴の汚れには、皮脂やメイク汚れといった油性の汚れが含まれます。油性の汚れは油性成分に溶けるため、ミネラルオイルを使用することにより、落ちやすい状態に変えることが可能です。

【2】角栓ケアの摩擦刺激を軽減できる
ミネラルオイルは肌に浸透しにくく、表面に留まります。そのため、こすって落とす毛穴ケアを行う際の潤滑油として活用することが可能。ベビーオイルによって滑りを良くした状態で毛穴ケアを行うと、摩擦刺激を軽減できます。

ざっくり言うと、角栓をすっきり取り除き、毛穴レス肌を作るための道具として、ベビーオイルを活用できるということ。具体的なお手入れ手順は、以下で詳しく解説します。

ベビーオイルの毛穴ケアのやり方6ステップ[マッサージ]

ベビーオイルを使用した毛穴ケア方法には、指でマッサージする方法・綿棒で角栓を絡めとる方法の2種類が存在します。まず、指でマッサージする方法のやり方を確認下さい。

1. クレンジング・洗顔を行う

ベビーオイルを使用した毛穴ケアは、クレンジングや洗顔後に行います。いつもと同じクレンジングと洗顔を行い、表面の汚れを落として下さい。

汚れの残った状態で毛穴を開かせてしまうと、かえって角栓を悪化させるリスクがあります。汚れをきれいに取り除き、下準備を行った上で、毛穴ケアを始めましょう。

2. 蒸しタオルを作る

水を入れた洗面器にフェイスタオルを入れ、水分を吸収させます。その後、水が垂れない程度まで固く絞り、おしぼりのように巻いて下さい。

このタオルを電子レンジの中に入れて、30秒から1分を目安に温めます。温めが足りない場合は電子レンジの中に戻し、様子を見ながら、調整しましょう。

3. 蒸しタオルパックで毛穴を開く

蒸しタオルを広げ、火傷しない程度まで冷ましてから、顔全体をパックします。パック時間は、2分から3分を目安とします。パックの途中で、頬や鼻の周りなど毛穴トラブルの気になる部位を軽く押さえ、密着度を高めてあげると良いでしょう。

角栓の溶け出す温度は、38度から40度程度とも言われます。蒸しタオルパックを行うだけでも、ある程度は角栓が溶けだすため、この後の工程がスムーズ。毛穴がしっかり開き、顔全体がポカポカした状態から、マッサージを始めましょう。

4. ベビーオイルでマッサージする

1円玉程度の量のベビーオイルを手のひらに出し、角栓や黒ずみの気になる部位になじませます。

なじませる時には薬指を使い、毛穴をほぐすようなイメージで、マッサージを行いましょう。マッサージと言っても、強い力で押したり鼻をぎゅっとつまんだりする必要はありません。指の腹を顔に密着させながら、小さな円を描くように、くるくると動かします。

5. ティッシュやコットンで軽く拭く

ティッシュやコットンを使用し、お手入れ箇所に付着したオイルを、大まかに拭き取ります。この後に洗顔を行うため、完璧に拭き取る必要はありません。

6. いつも通りの洗顔を行う

普段通りの洗顔を行い、ベビーオイルと溶け出した角栓、顔の汚れを落とします。過剰な油分が残ってしまうと大人ニキビを招くため、小鼻の周りを意識して、丁寧な洗顔を行いましょう。

毛穴ケア直後の肌は、無防備な状態です。保湿化粧水や美容液、乳液・クリームによるお手入れを行い、乾燥トラブルを予防しましょう。大人の毛穴トラブルは乾燥から生じることも多いため、アフターケアを怠ると、良い変化は生まれません。最後の保湿までを角栓ケアと考え、正しい対策を行いましょう。

ベビーオイルの毛穴ケアのやり方5ステップ[綿棒]

次に、綿棒で角栓を絡めとる毛穴ケアを紹介します。綿棒による毛穴ケアは、指のマッサージでは届かない部分の汚れを取り去るための有効な選択肢です。以下の手順でケアを行い、きれいな毛穴を目指しましょう。

1. 蒸しタオルパックを行う

毛穴の閉じた状態から角栓ケアを行っても、しっかり汚れが落ちません。指で行うケアと同じように蒸しタオルの準備を行い、顔全体をパックしましょう。

2. ベビーオイルを綿棒に付ける

小皿もしくは手のひらにオイルを出し、綿棒の頭の部分をひたします。角栓ケアの途中でオイルを足す可能性もあるため、小皿を近くに置いたまま、お手入れを進めて下さい。

3. 鼻の上を転がす

鼻の上を転がすように綿棒をあて、角栓を絡めとります。強くこすらず、なでるように動かすことがポイントです。

何度か往復するうちに滑りの悪さを感じる場合は、ベビーオイルを再度付けます。綿棒の頭が乾いた状態でお手入れを継続すると摩擦刺激を与えるため、つけ直しのひと手間が大切です。

4. ティッシュやコットンで拭き取る

マッサージの時と同じように、ベビーオイルと角栓を拭き取ります。前述のように、角栓ケア後の肌はデリケート。拭き取る時に強く刺激することは避け、優しい力で行いましょう。

5. 洗顔と保湿を行う

拭き取り後に洗顔を行うことも、マッサージと同様です。ぬるま湯だけの洗顔ではオイルが残ってしまうため、洗顔料を使用しましょう。洗顔料を十分に泡立て、鼻の周りから洗うことで、きれいに汚れを落とせます。その後、基礎化粧品を活用した保湿ケアを行い、一連のお手入れは完了です。

取れない毛穴の黒ずみの原因

紹介した方法でお手入れを行っても、なお取れない黒ずみは、メラニンの蓄積が疑われます。過剰な毛穴ケアや紫外線ダメージ、誤ったスキンケアを原因としてメラニンが増加し、黒ずみになってしまった状態です。

このタイプの毛穴トラブルは、「毛穴ジミ」とも呼ばれます。「シミ」の名称が付くことからも分かるように、美白成分を含む美容液を使用し、メラニンの排出や無色化を行わなければ、根本的な解消を望めません。

鼻の黒ずみが角栓によるものか、メラニンによるものかを見分けるためのポイントは、以下2点です。

【1】毛穴の色が黒か茶色か
メラニンによる黒ずみは、黒というより茶に近いことが多くあります。他の部位のシミと比較し、同じような色味に見える黒ずみは、メラニンの蓄積を疑いましょう。

【2】触れた時にざらつきを感じるか
黒ずみの原因が角栓である場合、ざらつきやごわつきを感じます。黒ずみが見られるにも関わらず、ツルツルとした手触りであるようなら、毛穴ジミに該当するかもしれません。

ベビーオイルの毛穴ケア頻度は?毎日がおすすめ?

ベビーオイルによる毛穴ケアを行う頻度は、週に1回から2回をおすすめします。角栓の再生速度は5日程度と言われることが理由です。角栓ケアを毎日のように行うと、かえって皮脂分泌が活発となり、ベタつきや大人ニキビ、毛穴の開きを招いてしまうリスクがあります。

そもそも、角栓があること自体は、悪いこととは言えません。アクネ菌を角栓内に閉じ込め、外部に排出するといった重要な役割を持つためです。言い換えると、必要以上に角栓を大きく育ててしまうことなく、正常な周期で排出される状態を作ることが毛穴ケアの最終的な目的地。

ベビーオイルによる毛穴ケアはこの目的を達成するための手段であると考えて、適切な方法・頻度を守りましょう。

ベビーオイルのデメリット・注意点

最後に、ベビーオイルを使用した毛穴ケアを行う前に知っておきたいデメリットや注意点を紹介します。

【1】アレルギーリスクがゼロではない
赤ちゃんに使用できるほど安全性の高い商品とは言え、全ての人の肌に合うわけではなく、アレルギーを生じるリスクが伴います。赤みや発疹、刺激を感じた時は使用を中止し、メーカーの問い合わせ窓口や医療機関に相談しましょう。

【2】肌の上に残りやすい
ミネラルオイルは、水やお湯に溶けることなく、肌内部へも浸透しません。毛穴ケア後の洗顔が不十分だと、肌の上にいつまでも残り、空気中のほこりやメイク汚れを吸着することがあります。

ベビーオイルの油分や吸着した汚れを原料として新しい角栓が生まれてしまうと、お手入れの意味がありませんよね。このような事態を防ぐためにも、毛穴ケア後の洗顔を忘れずに行いましょう。

まとめ

ベビーオイルによる毛穴ケアの基礎知識を紹介しました。毛穴ケア以外にも様々な用途に活用できるベビーオイルは、自宅にストックしておくと便利な商品。クレンジングオイルの代用やリップケア、全身の保湿など、多様な活用法が存在します。

ベビーオイルを使用したお手入れを定期的な習慣として取り入れ、トラブルの目立たない健やかな肌を目指してみてはいかがでしょうか。