監修医
山崎まいこ先生
まいこホリスティックスキンクリニック 院長

透明感のある肌を目指したいけれど、肌のキメが乱れていて透明感には程遠く、諦めかけている方もいるのではないでしょうか。透明感のある肌は、スキンケアや化粧品、食べ物、メイクを見直すことでつくれます。今からでも遅くはないため、今日から始めてみてはいかがでしょうか。

ここでは、透明感のある肌の作り方をスキンケア・化粧品・食べ物・メイクに分けてご紹介します。

透明感のある肌の意味とは

透明感のある肌は、光が反射してツヤのあるキメが整った肌のことです。また、透明ではないのに透明な肌と表現したくなるような、肌トラブルが全くない肌を指します。

つまり、肌トラブルがないうえに、肌が水分で満たされており、適度な皮脂によって外的刺激から守られている状態を目指すことで、透明感のある肌に近づくのです。

それでは、透明感のある肌を作る方法について詳しくみていきましょう。

透明感のある肌の作り方4個[スキンケア]

日々のスキンケアの方法は、肌の透明感に大きな影響を与えます。間違った洗顔や保湿不足、紫外線対策をしない、間違ったクレンジングなどは、いずれも肌トラブルのリスクを高めるのです。どのようなスキンケアが透明感のある肌につながるのか詳しくみていきましょう。

1. 正しい洗顔

熱い湯でゴシゴシ洗ったり、洗顔料を泡立てずに使ったりしていると、肌が乾燥してシミやシワの原因となります。次のように洗顔しましょう。

(1)30~34度のぬるま湯で丁寧に予洗いする
(2)泡立てネットでキメ細かい泡を作る
(3)皮脂の分泌が活発なTゾーン、Uゾーンの順に洗う
(4)目や口の周りは刺激を受けやすいため、サッと洗う
(5)泡が残らないように30~40回は丁寧にすすぐ

ぬるま湯を使うことで、肌の水分の蒸発を防ぐ皮脂を落としてしまうのを防げます。また、皮脂の分泌が活発なところから洗えば、皮膚が薄いところを洗いすぎてしまうのを防ぐことが可能です。また、洗顔は1日2回までで、それ以上は正しく洗っても肌が乾燥しやすくなるため避けましょう。

2. 徹底的な保湿ケア

徹底的に保湿ケアすることで、肌のバリア機能の低下を防ぎ、透明感のある肌へと一歩近づくことが可能です。保湿ケアでは、最初に化粧水で水分を補給し、次に美容液で肌の悩みに応じた美容成分を与え、最後に乳液やクリームで水分の蒸発を防ぎます。

どれか1つでも欠けていると、透明感のある肌にはなれないでしょう。面倒だからといって乳液やクリームを塗らないと、せっかく補給した水分が蒸発してしまいます。

また、保湿ケアのタイミングも重要です。洗顔後は肌の水分が奪われるため、できるだけ早く保湿ケアしなければなりません。入浴後、身体と頭のタオルドライをしたら、ドライヤーで髪を乾かす前に保湿ケアしましょう。

また、外出先でメイク直しをした際にも保湿することが大切です。

3. 紫外線対策を徹底する

紫外線は、肌の表面に炎症を引き起こしたり、肌の奥深くにあるコラーゲンやエラスチンを破壊したりするため、シミやシワ、たるみなど様々な肌トラブルを招きます。特に、シミは透明感のある肌には大敵なため、しっかり防ぎたいところでしょう。

紫外線対策の基本は、日焼け止めクリームや日傘、サングラス、UVカットマスクなどを使うことです。また、日焼け止めクリームを選ぶときは、SPFとPAの値を確認しましょう。SPFは、肌表面に炎症を引き起こすまでの時間を延長する数値、PAは肌の奥深くにまで届く紫外線を防ぐ能力を示します。

日常使いでは、SPF20~30、PA++~+++程度でいいですが、炎天下でのレジャーや海、プールなどでは、SPF30~50、PA+++~++++のものが必要です。

4. 肌に合ったクレンジング

クレンジングには、オイルタイプやジェルタイプ、クリームタイプ、ローションタイプ、シートタイプなど様々な種類があります。オイルタイプは濃いメイクもスムーズに落とせますが、それだけ洗浄力が強いため、必要な皮脂まで洗い流す恐れがあるのです。

そのため、ジェルタイプやクリームタイプ、ローションタイプなど洗浄力がマイルドなクレンジングを使うことが大切です。特に、乾燥肌や敏感肌の方は肌の水分が不足しているため、オイルタイプは避けた方がいいでしょう。

また、洗浄力が強いクレンジングを使わなくても落ちるような化粧品を使ったり、ナチュラルメイクを心がけたりすることも大切です。クレンジングの際には、肌をこすりすぎないようにしましょう。肌が摩擦されると、メラニンが生成されてシミやくすみの原因となります。

透明感のある肌の作り方4個[化粧品]

続いて、透明感のある肌を作るための化粧品について詳しくみていきましょう。

1. 保湿力が高い化粧水を使う

ヒアルロン酸やセラミドが含まれた高い保湿力を誇る化粧水を選ぶことが大切です。ヒアルロン酸とセラミドは、もともと肌に存在する成分ですが、加齢とともに失われるため外部から補給する必要があります。

ヒアルロン酸やセラミドが不足していると、肌の水分を保つことができず、またたく間に乾燥してしまうのです。また、化粧水にはサラサラしたものと粘り気のあるものがあります。どちらの方が優れているとは言い切れないため、使い心地で選ぶといいでしょう。

2. 美白成分配合の美容液を使う

美容液は、シミ対策やシワ対策など悩みに合ったものを選ぶことが大切です。透明感のある肌を作るのであれば、美白成分配合の美容液を選びましょう。美白成分のビタミンC誘導体、プラセンタエキス、エラグ酸、コウジ酸、トラネキサム酸などが含まれたものが美白美容液です。

肌に刺激が強い成分もあるため、テスターなどで試してから購入することをおすすめします。また、シミがなくてもシワがあれば透明感のある肌とは言えないため、シミが気にならないうちは、シワ対策用の美容液を使うのもいいでしょう。

シワ対策には、肌の弾力を保つために必要なコラーゲンやエラスチンが含まれた美容液がおすすめです。

3. 保湿成分と美白成分配合の乳液・クリームを使う

乳液やクリームは、油分を補うことが目的ですが、ヒアルロン酸やセラミド、コラーゲン、美白成分などが含まれたものもあります。油分を補うとともに、他の工程の作用を高められるため、保湿成分や美白成分が含まれた乳液やクリームを選びたいところでしょう。

また、乳液やクリームを使うほど肌は乾燥していないと感じる場合でも、必ず使ってください。肌の表面はベタついていても肌内部が乾燥しているインナードライ肌の可能性があります。保湿が不十分だと、さらに乾燥が進行し、肌トラブルのリスクが高まります。

4. スペシャルケアで肌の状態をキープする

ピーリングや美容パックなどのスペシャルケアで、肌の状態をキープしましょう。ピーリングは、肌の古い角質を落としてターンオーバーを整える効果が期待できます。ターンオーバーが正常だと、古い角質は自然に剥がれ落ちるのですが、睡眠不足や栄養不足、スキンケア不足などがあると、ターンオーバーが遅れて古い角質が肌に留まってしまうのです。

加齢とともにターンオーバーは遅れがちになるため、定期的なピーリングで古い角質を取り除くようにしましょう。

また、美容パックは肌にしっかり美容成分や保湿成分を浸透させるために行います。そのときの肌の悩みに合わせた美容パックを使いましょう。また、肌への負担が大きいため、週1回程度に留めておくことが大切です。

透明感のある肌の作り方4個[食べ物]

透明感のある肌を作るために、意識的に食べたい食品について詳しくみていきましょう。

1. ビタミンAでターンオーバーを整える

ビタミンAには、ターンオーバーを整える働きがあります。うなぎやにんじん、ほうれん草などにビタミンAが豊富に含まれているため、意識的に摂りましょう。ビタミンAが多く含まれている食品は限られているので、1日1食はビタミンAが多い食品を食べるなど工夫することが大切です。

2. セラミドで肌のバリア機能を保つ

セラミドは、内部と外部から補うことが可能です。こんにゃくやブロッコリー、小麦胚芽などにセラミドが多く含まれているため、意識的に摂りましょう。化粧水でセラミドを外部から補給しつつ、食品からも摂ることで、効率よくセラミドを補えます。

3. ビタミン類でストレスを抑える

ビタミンB1、B6、B12、ビタミンCなどには、ストレスによる肌への影響を和らげる働きがあります。ストレスは、ホルモンバランスを崩して結果的にターンオーバーのサイクルに悪影響を及ぼします。そして、肌のバリア機能が低下して肌トラブルが起こりやすくなるのです。

また、ストレスによって自律神経が乱れ、血流が悪くなることでターンオーバーに必要な栄養が不足する心配もあります。

ビタミン類は、牡蠣や豚肉、ささみ、野菜類全般に多く含まれています。様々な食品をバランスよく食べることが大切です。

4. 肌作りに必要な栄養素を不足させない

肉類や魚類に含まれるたんぱく質は、肌作りに必要な栄養素となります。過度なダイエットをしている方はたんぱく質が不足しやすいため注意しましょう。

透明感のある肌の作り方4個[メイク]

透明感のある肌は、メイクで作ることも可能です。すっぴんで透明感のある肌を目指したいところですが、特に気にしないのであればメイク術だけ身につけておいてもいいでしょう。

ただ、肌の状態が悪いと化粧ノリが悪くなるため、真の透明感のある肌を目指す場合は、スキンケアや化粧品、食べ物についても押さえておくことが大切です。

それでは、透明感のある肌をメイクで作る方法をご紹介します。

1. 下地とコントロールカラーを工夫する

下地は、ツヤのあるものを使うことがポイントです。ツヤがあると、光が反射して透明感のある肌を演出できます。そして、シミやくま、くすみなどが気になるところにコントロールカラーを置いて、エイジングサインがない肌を作りましょう。

目の下のくま、小鼻のキワのくすみには、オレンジのコントロールカラーがおすすめです。指の腹で小刻みに叩いて肌になじませましょう。コントロールカラーで肌色のムラをなくすようにメイクすれば、均一な透明感のある肌を演出できます。

2. リキッドファンデーションを使う

リキッドファンデーションは、ツヤのある肌を作ることができるアイテムです。下地と同じくツヤのあるファンデーションを塗ることで、さらに透明感のある肌に近づきます。毛穴やくすみなどもカバーできるため、肌トラブルが気になる方にもおすすめです。

また、パール入りのパウダーで仕上げることで、自然なツヤ感を演出できます。

3. 目元に透明感を出すメイク

人と話すとき、目を見て話す人が多いのではないでしょうか。目は、その人の性格や雰囲気を出す重要なポイントです。そのような目元に透明感を出すことで、全体の透明感を引き出すことにつながります。

アイシャドウには、ツヤ感が出るグリッターシャドウを使いましょう。また、ブルーマスカラを使うことで、白目がキレイに見えて透明感を演出できます。さらに、目元のくすみにはスモーキーカラーを取り入れると目立ちにくくなります。

4. 透明感のある唇をつくるリップ

透明感の肌を演出できても、唇がカサついていては雰囲気が台無しになってしまいます。そのため、ツヤ感を出せるリップを塗ることがポイントです。ヒアルロン酸やセラミドが含まれたリップを使えば、乾燥対策にもなります。

また、ブルー系のリップは唇のくすみを目立たなくすると同時に透明感を引き出せるためおすすめです。ラメ入りのリップであれば、キラキラしたイメージも演出できます。

まとめ

透明感のある肌を作るために、スキンケア、化粧品、食べ物、メイクなどにこだわりましょう。身体の内側と外側から透明感のある肌にアプローチすることが大切です。すっぴんでも自信を持てるほどの透明感のある肌になれば、メイクを工夫する必要もありません。透明感のある肌を作れるまでは、メイクでうまく演出するといいでしょう。